気になるあの本をチェック!

いま金を買わずしていつ買うのか!

いま金を買わずしていつ買うのか!
2019年08月08日発売/自由国民社
1,650円(税込)

答えてくれた人

(株)自由国民社編集一部 編集長 長岡茂典さん

著者ってどんな人?

植田 進さん
 横浜国立大学卒業後、証券会社で営業とファンドマネージャーに従事した後、独立して横浜でFP事務所を開業。ファイナンシャル・プランナー(CFP)、一級FP技能士、テクニカル・アナリストとして、中立・第三者の立場から、相談業務・教育研修業務・講演・コンサルティング、マネー誌・書籍の執筆など幅広く活躍されてきた方です。中でも、金投資に関する造詣が深く多くの書籍を執筆されています。

どんな人にオススメ?

・装飾品としても金が好きだ
・金に興味がある。金投資を考えてみたい
・少額から金投資を始めたい(5g程度からできる)
・大してもうからなくてもいいから、有事に備え資産防衛をしたい
・自分のポートフォリオに金ETF(上場投資信託)や金の投資信託を加えたい
・積極的に金投資で利益を上げたい

 上記のどれかに当てはまるような方にピッタリの一冊です。金は長く付き合える一生モノの資産であり、親から子へと引き継がれるのも珍しくありません。この機会に知っておくのもよいかと思います。

この本の、ここが読みどころ!

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、世界経済が悪化するリスクが高まり、いまリスク回避資産である「金」が買われています。

 NY金先物価格は新型コロナウイルスが感染拡大してきた3月下旬の1,400ドル台半ばから一気に上昇し、現在1,700ドル台で推移しています。また、円建ての東京金先物価格も6,000円台に達し過去最高値を更新、金小売価格も過去最高値を更新しました(2020年5月18日時点)。

 金は国債や株式などと異なり発行体の信用リスクを取らない、それ自体が世界共通で通用する価値を認められた実物資産です。資産保全と値上がり益の両方を狙えるのが、金の最大の特長になります。

 本書は投資資産としての金の特長、金投資のノウハウはもちろんですが、なぜ金が有事に強いのか、資産をどうやって守るのかという資産防衛機能(保険機能)にもページを多く割き、詳しく解説しています。金の歴史や世界の取引市場の動向などもわかり、投資実用書としてだけでなく、金にまつわる読み物的な要素もあり楽しめます。いまタイムリーな一冊と言えます。

編集者の制作秘話

 編集作業中にも金価格が上昇したり、GFMS等から新しいデータが発表されたりして、印刷間際まで最新の数字に更新したりチャートを用意するのが大変でしたが、できるだけ最新の数値を反映できるよう努めました。

 金に関する基礎知識にページを割き、金投資をはじめる前に、他の資産にはない「実物資産」という最大の特長と金そのものへのイメージをつかんでいただけるよう、心掛けました。

本の中身をチラ読みする!

※画像をクリックするとPDFが開きます