日経平均株価は日本を代表する225社の株価を原則、単純平均した指数です。その値動きには特徴があるのですが、間違っている説明は?

  • 株価を単純に加算して平均しているので、株価の高いハイテク株の値動きの影響を受けやすい
  • 銀行株の比率が大きいので、銀行株の値動きに大きな影響を受ける
  • ファーストリテイリング(ユニクロ)の影響を非常に強く受ける

ヒント

メガバンクで一番高い株価の三井住友FGは3,000円前後、ファーストリテイリングの株価は6万円前後です(2020年7月現在)。

解答

2:銀行株の比率が大きいので、銀行株の値動きに大きな影響を受ける

日経平均株価は採用銘柄225社の株価を単純平均しているので、株価の高い値がさ株の値動きに大きな影響を受けます。採用銘柄の中で株価が高いのは、6万円前後のファーストリテイリングや、2万5,000円前後の東京エレクトロン、2万円前後のファナックなどハイテク株。トヨタ自動車やNTT、銀行株などは、時価総額は大きいものの、100~6,000円台と株価自体は安いので、日経平均株価の値動きに対する影響力は小さく、逆に時価総額を荷重平均したTOPIX(東証株価指数)に大きな影響力を持ちます(株価は2020年7月現在)。

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