本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは108.01

下値メドは106.41

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

110円はかなり遠い?

 楽天証券が先月末に実施した相場アンケートによると、7月のドル/円に対して、約40%の個人投資家が「106円から110円のレンジ」にとどまるだろうと考えています。一方で、ほぼ同数が「105円台までドル安/円高」に動くだろうと予想しています。「110円を超えるドル高/円安」を予想している個人投資家は約20%にとどまりました。

「基本はレンジ、でも動くとするなら円高」というのが、多くの個人投資家がドル/円に対して持つイメージ。円高にそれほど傾いているわけではないが、上値(円安方向)よりは可能性があるという相場観です。

 ドル/円は、コロナ・ショックで形成された111.71円と101.17円のレンジから4カ月間抜け出せていません。このレンジの中心値が106.44円。106.44円から下に潜っていくなら、112円よりも先に101円を見る可能性が高くなるサインです。

 日本の個人投資家のスタンスは「中立寄り円高」。では、海外投機家のポジションはどうか?  今日の注目グラフをご覧ください。またドル/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。新型コロナウイルスの世界感染者数の最新グラフもご参考に。

毎ヨミ!FXトップニュース

13日のドル/円のNY市場終値は107.29円

 前営業日の終値比+0.38円だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

書物と友人はよいものを少し持つのがいい​

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    中国北部でペスト患者が発生 飛沫を通じた人から人への感染も
    新型コロナ後のWHF定着でオフィス街コーヒー店のリストラ加速

ドル:
    ロックダウン解除の要件全て満たすのは全米でたった2州のみ
    コロナ感染広がる州の小売業の回復遅れ目立つ
    カンザス連銀「4~6週間で状況改善なければ大規模なレイオフ始まる」
    コロナ検出キット開発企業の費用を全額負担すべき セントルイス連銀総裁

ユーロ:
    欧州復興基金の成立、秋まで延びる可能性も
    デンマークがスウェーデンからの入国制限を解除
    デギンドスECB(欧州中央銀行)副総裁「政府は債務と負債の持続性を考慮すべき」

ポンド:
    ケンブリッジ大学:2020~2021年までの全ての対面講義を中止  
    新型コロナ理由の店子立ち退き禁止令、8月23日に終了

豪ドル:
    新型コロナ感染拡大で豪労働市場の回復が遅れる可能性

円:
    アビガン、新型コロナへの有効性は示されず。 愛知県の医大が研究発表

その他:
    米刑務所で7万人感染、軽犯罪や高齢受刑者8,000人を釈放
    中国で奨学金がわりに「豚肉」授与 豚コレラ広がり価格高騰で
    ブラジル政府のアマゾン森林乱伐で、欧州40企業がブラジル製品ボイコット
    レジ袋 欧米は再び無料化の動き 新型コロナ感染対策で

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円:今週のレンジ予想:105.95円から108.25円

 今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は107.11円。107.11円より上ならばドル買い優勢、107.11円より下ならばドル売り優勢。13日のNY終値は107.29円。

114.55円 : 2018年 高値
113.82円 : 2018年 12月 高値

112.40円 : 2019年 高値
112.22円 : 2020年 高値 (02月20日)

111.71円 : 03月 高値 (03月20日)

109.85円 : 06月 高値 (06月05日)

108.74円 : 第3レジスタンス(HBO)
108.26円 : 第2レジスタンス
108.20円 : 2019年 中心値
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)

107.58円 : 第1レジスタンス
107.40円 : 07月 中心値  


107.11円 : ピボット


106.70円 : 2020年 中心値
106.43円 : 第1サポート
106.07円 : 06月 安値 (06月23日)

105.98円 : 05月 安値 (05月06日)
105.96円 : 第2サポート
105.28円 : 第3サポート(LBO)

101.17円 : 2020年安値(03月06日)
100.07円 : 2016年 09月 安値
99.53円 : 2016年 08月 安値

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

今日の注目グラフ

IMMポジション:「円・ロング」大幅縮小、 2年続いた「豪ドル・ショート」ついに消滅か

 CFTC(全米先物取引委員会)公表による、7月7日時点のシカゴIMMの通貨先物ポジション状況は、円は16,812枚の「ロング(=約20億ドル相当の円の買い持ち)」で、前週に比べてポジションは29.5%も縮小しました。円の先高観が大きく後退しました。

 ユーロドルは、103,597枚の「ロング(=約130億ユーロの買い持ち)」で、前週比+4.7%。

 豪ドルは、694枚の「ショート(=約6,900万豪ドルの売り持ち)」で、前週に比べ▲76.1%。IMMの豪ドルのポジションは、2018年3月から2年3カ月間もショート(買い持ちより売り持ちが多い)が続いてきましたがついに風前の灯火。豪ドルの中期トレンドの重要な転換期といえます。

新型コロナウイルス 世界の感染者数

 世界保健機関(WHO)の集計によると、12日現在の世界の感染者数は23万370人となり、過去最多を更新。南北米大陸の感染者は合計で約654万人にのぼり、世界の感染者の過半数を占めています。

 米国では、南西部の州を中心に感染拡大が加速しており、4日連続で6万人の高ペースで増加しています。

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。