私は本業が弁護士の兼業投資家です。
もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家でしたが、数年前から個別株にシフトし、現在は主に優待銘柄を中心に投資しています。優待にはまったきっかけは、魅力的な優待品。外食や買い物に優待券を使って楽しんでいます。
今回、コロナ・ショック後に注目した優待銘柄を紹介します。株式市場はまだ落ち着かない状況です。単純に優待品の魅力のみに惹かれて優待株投資をすると痛い目に遭うリスクがあります。そのため、今回はコロナ後も注目できる銘柄を戦略的に5社選びました。
なお、言うまでもないことですが、最近のコロナ・ショックで株式市場が荒れているため、株を買うときは最新の株価を確認し自己の判断と責任で投資してください。
※楽天証券優待検索より ※株価は2020年7月7日終値
第1位:神戸物産
銘柄名 | 神戸物産 | コード | 3038 |
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株価 | 6,280円 | 優待発生株数 | 100株 |
優待内容 権利月 |
業務スーパー商品券(100株で1,000円分の買い物券、1,000株で1万円、 2,000株で1万5,000円)。なお、自社グループ商品詰め合わせとも交換可能。 10月 |
あまりにもメジャーな銘柄なのであえて取り上げる必要もないのですが、やはり注目のおススメ優待銘柄としてこの銘柄を外すことはできません。冷凍食品の食材販売などで有名な「業務スーパー」をフランチャイズで展開している会社です。
有名な商品としてはタピオカドリンクがあげられます。最近はなつめチップスがおススメらしいです(じっくり乾燥させたなつめの風味を凝縮した輪切りチップスとのことです)。
神戸物産はコロナ・ショック時、確かに一時的に株価が下落したのですが、早い段階で株価が回復し、続伸しています。6月下旬にはなんと年初来高値を更新しています。コロナ・ショックの影響をほとんど受けていないと言っても過言ではない数少ない優待銘柄です。都内ではかなりの数の店舗が展開していますので優待の商品券は使いやすいと思います。近くに店舗がない場合には自社グループ商品詰め合わせと交換できるのもうれしいです。
第2位:出前館
銘柄名 | 出前館 | コード | 2484 |
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株価 | 1,550円 | 優待発生株数 | 100株 |
優待内容 権利月 |
出前館で利用できるTポイント3,000円分(ただし保有期間に応じて若干の加算あり) 2月、8月 |
出前仲介サイト「出前館」を運営している会社です。配達代行業務のほか、飲食店向け酒類販売も展開しています。旧社名は「夢の街創造委員会」で昨年11月に社名を「出前館」に変更しました。コロナ・ショックで一時的に株価が下落しましたが、その後はフードデリバリーが流行ったこともあり、早いうちに株価が回復しました。
その後はボックス相場で1,200~1,400円のレンジを上下していましたが、6月中旬には60日移動平均線が下値支持線となりその後上昇トレンドに転換しつつあります。
優待は出前館で利用できるTポイント3,000円分なのでフードデリバリーを3,000円分注文することができます。出前館が利用できるのはガスト、バーミヤンなどのすかいらーくグループ、吉野家、CoCo壱番屋、ケンタッキーフライドチキン、ピザーラ等ありますので、選択肢が幅広くとても使いやすいです。
第3位:エコス
銘柄名 | エコス | コード | 7520 |
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株価 | 2,079円 | 優待発生株数 | 100株、1,000株、1万株 |
優待内容 権利月 |
株主優待券もしくはコシヒカリ米2キログラム(100株)、4キログラム(1,000株)、8キログラム(1万株)。 2月、8月 |
東京都昭島市に本社を有し、北関東に展開している食品スーパーを経営している会社です。エコスという名前のスーパーを都内では八王子、昭島、神奈川県では相模原市、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、福島県で展開しています。
この銘柄もコロナ・ショックで一時的に下落したのですが、地元密着の食品スーパーということで早いうちに株価が回復。4月末時点でコロナ前よりも株価が高騰し、年初来高値を更新しました。その後は調整局面で株価が落ち着いていたのですが、最近は60日移動平均線を支持線として再び株価が上昇しつつあり、再度高値更新を狙える位置にあります。
優待はエコスのスーパーで使用できる優待券(100円券)ですが、1,000円以上の買い物につき1,000円ごとに1枚利用できるという制限があることや都内には店舗が少ないことを考慮するとコシヒカリ米を選択する人が多いのではないかと思います。
ちなみに私も近所にエコスの店舗がないので毎回、コシヒカリ米を選択しています。お米は必ず買う生活必需品ですから優待でもらえると助かりますよね。私はほかにもお米優待銘柄を保有していますが、このエコスもそのうちの1つです。
第4位:沖縄セルラー電話
銘柄名 | 沖縄セルラー電話 | コード | 9436 |
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株価 | 4,140円 | 優待発生株数 | 100株、1000株 |
優待内容 権利月 |
「au PAYマーケット」商品カタログギフト 3月 |
KDDI傘下の総合通信会社で沖縄県における携帯シェア5割を占めています。配当利回り3.72%で高配当銘柄としても知られています。
この銘柄もコロナ・ショックで一時的に株価が下落しましたが、5月の段階でコロナ・ショック前の株価まで回復し、その後もほぼ安定して4,200円前後の株価を維持しています。
優待は100株なら3,000円相当のカタログギフト、1,000株なら5,000円相当のカタログギフトです。私は100株で3,000円相当のカタログギフトを頂いています。全国の47都道府県から名産品のグルメやスイーツが選べるので毎年とても楽しみにしています。今年はフルーツゼリーをセレクトしました。
第5位:モスフードサービス
銘柄名 | モスフードサービス | コード | 8153 |
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株価 | 2,845円 | 優待発生株数 | 100株~1,000株 |
優待内容 権利月 |
食事券(500円分)。100株2枚、300株6枚、500株10枚、1,000株20枚 3月、9月 |
モスバーガーで有名なモスフードサービスです。飲食店銘柄は軒並みコロナ・ショックで苦戦していますが、テイクアウトが強いマクドナルドとモスバーガーは比較的早期に株価も回復しており、5月末にはコロナ・ショック前の株価に戻りました。その後は若干調整局面入りも見られますが、2,800円が下値目途になっているようなので大きく下落することはないと思われます。
優待はモスバーガーの店舗で使える食事券です。100株保有で500円券2枚。利用頻度が高い方は、1,000株保有で500円券20枚の1万円分もあるので検討してください。
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