本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.77円
↓下値メドは106.35円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ADP雇用データの大幅改善は何を意味する?
今夜は、6月米雇用統計が発表されます。明日金曜日はNY市場休場のため、いつもより1日前倒しされての発表になります。
市場予想では、6月の失業率は12.5%に下落(前回13.3%、前々回14.7%)、NFP(非農業部門雇用者数)は+300万人(前回+250.9万人、前々回▲2068.7万人)。前回5月の雇用統計に続いて「2カ月連続の大幅回復」の期待が高まっています。
前回のレビュー、今回の予想など詳しい解説は「米雇用統計、絶好調!この数字、本当によろこんでいいのか?」をご覧ください。
ところが、この日(1日)のADP雇用データは、雇用増加が事前予想の300.0万人に対して236.9万人にとどまりました。BLS(米労働省労働統計局)が今夜発表する(本番の)雇用統計に対して、マーケットがあまりにも強気になっているのではないかと、軽い警告シグナルが送られてきたといえます。
経済再開とともに仕事に復帰した人も多くいるけれど、最初のラッシュが終われば、次の段階からのペースはかなり鈍くなりそうです。2カ月連続の大幅回復があったとしても、3カ月連続はどうか。これは来月以降の雇用統計を見るうえの重要なポイントになるでしょう。
ADP雇用データは、一方で、前月分が▲276.0万人から+306.5万人に大幅上方修正されています。2カ月間で543.4万人が再就職できたことになり、これは強い数字。
ただADPは大幅修正の理由は明らかにしていません。新型コロナの影響下における経済データの数字がブレは大きいのはしかたないといえます(そもそも、会社が休業中に誰がデータを集計するというのか)。
今夜の雇用統計も、その意味では、あまり信頼しすぎるのもリスク。また、雇用回復のトレンドを知るには、速報値だけではなく過去データの修正分も忘れずにチェックしましょう。
毎ヨミ!FXトップニュース
1日のドル/円のNY市場終値は107.46円
前営業日の終値比▲0.47円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
「資金が余裕しゃくしゃくでないといかん。余裕がないと、度胸がつかん」- 石田禮助(出典「粗にして野だが卑ではない」城山三郎著)
今日は何の日(7月2日):
飛行家アメリア・イアハートが南太平洋で消息を絶つ(1937年)
金閣寺放火事件(1950年)
公民権法制定。アフリカ系アメリカ人に公民権が認められる(1964年)
南北ベトナムがベトナム社会主義共和国に統一(1976年)
タイ政府がタイバーツの変動相場制を導入。アジア通貨危機が始まる(1997年)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
ブラジルのコロナ死者5万人超える
アフリカ大陸での新型コロナウイルス感染者が30万人超える
ドル:
フェイスブックへの広告掲載中止運動、コカコーラなど参加
米国防省 中国企業20社を人民解放軍に関連と指定。ファーウェイなど
クラリダ副議長「FRB(米連邦準備制度理事会)は2%インフレ目標を見直す可能性」
円:
東京都の貯金ほぼゼロに。今年3月末に9345億円、現在の残高は493億円
ユーロ:
欧州復興基金の合意を目指しEU(欧州連合)サミットを7月17-18日開催
ポンド:
ベイリーBOE(イングランド銀行)総裁「利上げの前に量的緩和を縮小する」
中国人民元:
中国政府の備蓄米、維持するのに17兆円かかることが判明
スイスフラン:
スイス中銀「介入に限度はない」
その他:
ポリ袋はエコ! ポリ袋の輸送に必要なトラックの燃料は、紙袋の7分の1
米動画サービスが『風と共に去りぬ』配信停止。人種差別理由に
ローマ帝国崩壊、原因はマラリアだった説
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:雇用統計から週末のレンジ予想:105.55円から108.30円
前回、5月の米雇用統計発表後のドル/円は、強い結果を受けてドル買い/円売りが強まり109.85円まで上昇。3月26日以来の高値を更新しました。
そして、この109.85円が6月の高値でした。ドル/円は結局そこから上に進むことができず、106.07円まで売られることになりました。雇用統計で米経済の期待からドルを買ったのはいいけれど、その後の経済データや貿易問題に失望してドル売る、というのは過去何度も見られたパターンです。
今回も同じ動きになるかはわかりませんが、注意したいのは明日7月3日の米国市場は休場になること。雇用統計を観戦した後、長い週末に備えてポジション調整が入る可能性もあります。
今回の予想など詳しい解説は「米雇用統計、絶好調!この数字、本当によろこんでいいのか?」をご覧ください。
114.55円 : 2018年 高値
113.82円 : 2018年 12月 高値
112.40円 : 2019年 高値
112.22円 : 2020年 高値 (02月20日)
111.71円 : 03月 高値 (03月20日)
109.85円 : 06月 高値 (06月05日)
109.14円 : 第3レジスタンス(HBO)
108.29円 : 第2レジスタンス
108.20円 : 2019年 中心値
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)
107.96円 : 06月 中心値
107.76円 : 第1レジスタンス
106.92円 : ピボット
106.70円 : 2020年 中心値
106.38円 : 第1サポート
106.07円 : 06月 安値 (06月23日)
105.98円 : 05月 安値 (05月06日)
105.54円 : 第2サポート
105.00円 : 第3サポート(LBO)
101.17円 : 2020年安値(03月06日)
100.07円 : 2016年 09月 安値
99.53円 : 2016年 08月 安値
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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