本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは107.28

下値メドは106.46

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

「ドル売り」再開か ドル/円は横ばい

 週明け22日のドル/円は107円を挟んで小動き。107.01円が高値で安値は106.74円。コロナ感染拡大が円買いを誘発することもなく、かといってNY株式市場の上昇にも反応はありませんでした。

 先週見られたドルの買い戻しは一段落。再びユーロ、ポンド、そしてオセアニア通貨がドルに対して買われ始めています。そのなかで、豪ドルはNY株価との相関関係が強い通貨とし注目を集めそうです。22日のNY株式市場ではダウ平均株価が4日ぶりに反発。ナスダックは7日続伸でと史上最高値を更新しました。

 6月のマーケット動向がわかる、今月の「勝ち組」「負け組」通貨ペア、円とユーロIMMポジション推移のグラフは「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

22日のドル/円のNY市場終値は106.87円

 前営業日の終値比▲0.01円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

ディーラーは3日やれば止められない

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    北京市が移動制限。学校閉鎖、市外に行くには証明書
    WHO(世界保健機関)事務局長「パンデミックは加速している」
    新型コロナ、1人の従業員から533人が感染 ガーナ水産工場

ドル:
    トランプ氏選挙集会の参加者、予想を大幅に下回る。定員19,000人に対して6,200人
    米連邦地裁、ボルトン氏暴露本の差し止め請求を棄却
    中国が米農産物の購入を急ぐ意向示す

ユーロ:
    「欧州は古い経済のまま」 投資家の多くが欧州復興基金の設立に懐疑的

ポンド:
    英政府、ソーシャルディスタンスを2メートルから1メートルに緩和へ
    英政府の休業補償が終了すれば失業率は急騰。BPはすでに人員削減を開始

NY金先物:
    銅価格、5週連続で上昇。世界経済が急速に回復しているサイン

原油先物:
    原油需給調整が急速に改善。下半期の価格見通しの上方修正相次ぐ

豪ドル:
    オーストラリアに大規模なサイバー攻撃。 標的は「豪政府」

その他:
    トランプ氏、大規模な選挙集会を強行。スタッフ6人感染。マスク未着用多く
    ハチ騒ぎで出動の警官が4万匹に襲われ負傷  米カルフォルニア
    東アフリカで、新たに数十億匹ものバッタがふ化する恐れ

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

本日の注目グラフ

「勝ち組」「負け組」通貨ペア(6月1日~6月19日)

対ドル ランキング

 オセアニア通貨のパフォーマンスが良い。
6月1日から19日までに、NZドルは3.4%、豪ドルは2.7%、対ドルで高くなっています。
上のグラフを見ると、全てが「ドル安」になっています。最大の負け組は「ドル」ということになります。

「勝ち組」「負け組」通貨ペア(6月1日~6月19日)

対円 ランキング

 新興国通貨では南アランド/円が+0.77%と健闘。トルコリラ/円は政策金利1.39%、メキシコペソ/円は▲2.32%で2週間連続「負け組」なことと比較して、南アランドのパフォーマンスが目立ちます。NZドルと豪ドルは、対円で最もパフォーマンスが良い(上昇した)「勝ち組」。

IMMポジション推移(円、ユーロ)(2018年6月~2020年6月) 

円ロング積み増し
CFTC(全米先物取引委員会)公表による、6月16日時点のシカゴIMMの通貨先物ポジション状況は、円は22,110枚の「ロング(=約26億ドル相当の円の買い持ち)」で、前週に比べてドル売りポジションが対円で約6億ドル(27%)増加しました。

 ユーロは95,649枚の「ロング(=約146億ユーロの買い持ち)」。前週に比べて18%増加。前週に比べてドル売りポジションが対ユーロで約3億ドル(22%)増加しました。

 円ポジションとユーロを合わせると、IMMは1週間でドルショート(ドル売り持ち)ポジションが9億ドル増加しています。

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。