今回の格言

「株価は企業の将来を映す鏡」

どんな格言?

株価の中期トレンドを決める要因、それは業績

株価に影響を与える要因には、森羅万象さまざまなものがある。ただ、外部環境を巡る不透明感で株価が一時的に乱高下しても、株価の中期トレンドは結局のところ「企業業績の勢いや将来の成長期待」に左右されることが多いと言える。

「株価は企業の将来を映す鏡」とは、株価はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の変化(改善や悪化)に影響されやすい、ということ。この場合のファンダメンタルズとは、企業や市場全体の売上、利益、配当の伸びを巡る観測や期待を意味する。

その意味で、よくも悪くも株価は中期的には、企業の業績でうごく。実際に稼いでいる、成長できそう、という会社の株価は上がっていく可能性がある。だが、反対に業態的に衰退産業であり、明るい未来を思い描けないような会社の株価は、それなりに評価されやすい、ということである。

どう投資に生かす?

短期的なリスク要因が収まると、業績を見に行く​

日本株式市場は、海外の政治経済動向や地政学リスクを巡る不透明感で株価が乱高下することが多い。外部環境面の不確実性が後退すると、市場心理はリスクオン(選好)に転換し、投資家の関心は企業の業績動向に向かいやすくなる。

今回のお作法

短期材料に振り回されるべからず。

最終的に、株価は企業の業績を見に行く。