※このインタビューは2019年3月7日に実施し、2019年4月4日に初回掲載したものです。
人気プロブロガー&投資家のタクスズキさんインタビュー後編をお送りします。投資を始めて3年目の現在のポートフォリオと、将来の目標について伺いました。
―――タクさんの現在のポートフォリオは、どうなっているのですか。
概算ですが投資資金は約3,000万円。仮想通貨1,000万円、ロボアド400万円、投信積立500万円、FXの自動売買は余裕資金を使って300万円。それに小規模企業共済に300万円、ソーシャルレンディングに500万円、他にもちょこちょこという感じです。
種類 | 投資対象 | 投資金額 (概算) |
---|---|---|
仮想通貨 | ビットコイン、リップル、イーサリアムなど | 1,000万円 |
投信積立 (つみたてNISA、iDeCo): 株式のインデックスファンド |
米国株式、先進国株式 | 500万円 |
ソーシャルレンディング | クリーンエネルギー系事業、 都内のワンルームマンションなど |
500万円 |
ロボアド | 株式、債券、不動産 | 400万円 |
FX | ドル、豪ドル、NZドル、南アフリカランド | 300万円 |
小規模企業共済 | ― | 300万円 |
―――小規模企業共済は、小規模企業の経営者や役員が廃業や退職時の生活資金目的で積み立てる仕組みですよね。それも投資ですか?
僕の投資の大きな目的は、老後資金作りです。だから堅実に増やしたいし、長く続けるために手間がかかることはやりたくないんです。
―――タクさんの年齢で老後資金を考えるようになったきっかけは何ですか?
先頃、母親が60歳になり定年退職したのですが、60歳で受け取れるはずだった年金が、いつの間にか63歳まで引き上げられていて受け取れなかった。親世代でも約束が守られないのだから、30年後に60代になる自分たちは絶対無理。今は65歳の年金受給年齢が70歳とか、75歳に引き上げられているかもしれないでしょう?
―――国は企業に定年の延長を働きかけていますが、70歳、75歳になっても働けるのかという不安もあります。
そこで投信積立を中心に投資で老後資金作りをしているのです。僕には20代前半の妹がいて、「一刻も早くiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を始めろ」「つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)も100円でいいからやれ」と言っているのですが、やらないんですよね。「投資は怖い」って(笑)。
―――お兄さんと同じですね(笑)。
あるとき長期分散投資のセミナーにも足を運んでみて、投信積立の良さを学びました。積み立てている途中でリーマン・ショックのような暴落が起こっても、長期分散投資を続けていればいずれ回復します。だから妹にもiDeCoや、つみたてNISAを勧めているのに…。
―――妹の将来を心配する兄の気持ちが分からない(笑)。
現金を失うのが怖ければ、ポイント投資で100ポイント(=100円)投資して値動きを体験してみればいいと思うのですが…。妹には、これからも言い続けていくつもりです(笑)
―――タクさんの投資目標を教えてください。
32歳で投資元本2億円。それを年率5%で運用して働かなくても生活ができるようにすること。目標は高めに設定しています。
―――投資未体験の読者に一歩踏み出すためのアドバイスをいただけますか。
100円でもいいのでまずは始めてください。現金に抵抗があるのならポイント投資でもいいです。少額でも投資をすれば、漠然と怖いと思っていた値動きが理解できるようになります。そうして少し怖くなくなってきたら、投信の積立を始めましょう。iDeCoやつみたてNISAを使えば税金面での優遇が受けられます。お金が増える体験すると、投資ってすごいと思えるようになりますよ。
社会人だったら、身近な社会人の先輩であるご両親に、老後の不安を聞いてみてください。きっといろいろな不安を話してくれるはず。僕たちにはまだ時間があるから、お金の不安は投資によって解消しようと思うようになるはずです。
―――妹さんにはポイント投資の話をしたのですか?
それはまだ。今度会ったときに、「ポイント投資を始めろ」と説得してみます(笑)。
―――投資未体験の読者も投資に興味を持てたと思います。面白いお話をありがとうございました。
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※このインタビューは2019年3月7日に実施し、2019年4月4日に初回掲載したものです。
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