高配当利回り銘柄TOP15

コード 銘柄名 市場 株価 配当
利回り
会社予想
配当
利回り
時価
総額
8219 青山商事 東1 867 11.53 - 436
7148 FPG 東1 654 9.33 4.59 582
3176 三洋貿易 東1 975 7.69 3.85 282
2914 日本たばこ産業 東1 2,168.5 7.11 7.10 43,370
5981 東京製綱 東1 572 6.99 - 93
1821 三井住友建設 東1 467 6.85 3.85 759
5019 出光興産 東1 2,370 6.81 - 7,059
8185 チヨダ 東1 1,088 6.80 - 452
7751 キヤノン 東1 2,264 6.76 - 30,196
6464 ツバキ・ナカシマ 東1 959 6.74 - 393
2768 双日 東1 256 6.74 - 3,203
4902 コニカミノルタ 東1 417 6.73 - 2,096
9434 ソフトバンク 東1 1,364.5 6.59 6.30 65,320
7321 関西みらいFG 東1 387 6.46 - 1,443
2121 ミクシィ 東M 1,807 6.45 6.09 1,413
※データは2020年6月2日時点。
※配当利回りは予想、単位は%。時価総額の単位は億円。

 上表は、楽天証券の「スーパースクリーナー」を使用して算出した6月2日時点での高配当利回りランキングとなっています。配当利回りはアナリストコンセンサスの配当予想を基にしたものです。

 2020年3月期決算発表が一巡しましたが、想定通りに、2021年3月期見通しは未発表の銘柄が多く、配当予想に関しても非開示が多くなっています。業績悪化は配当減配につながりやすく、それに伴って前期比で減配となる銘柄はこれから多く表面化するでしょう。

 通常なら、相場の先行き不透明感が強い場合には、高配当利回り銘柄が物色されやすくもなりますが、今回に関しては、利回り物色は行いにくい状況です。

 今回はスクリーニング結果をそのまま掲載しましたが、会社計画をベースにした利回り水準も併せて示しています。ランキング上位には配当計画非公表銘柄も多く、青山商事(8219)東京製綱(5981)などをはじめ、コンセンサスは高すぎると指摘できるものも多くなっています。ランキング内では、日本たばこ(2914)ソフトバンク(9984)ミクシィ(2121)の利回り水準は正当性が高いと言えるでしょう。

アナリスト評価◎の割安高配当株TOP15

コード 銘柄名 市場 株価 配当
利回り
時価
総額
コンセンサス
レーティング
株価移動平均線
からの
乖離率
9434 ソフトバンク 東1 1,364.5 6.59 65,320 3.9 -2.55
8316 三井住友FG 東1 3,169 5.96 43,515 3.8 13.53
8306 三菱UFJ FG 東1 443 5.94 60,168 3.7 6.50
7181 かんぽ生命保険 東1 1,393 5.86 7,837 3.9 5.88
8570 イオンフィナンシャルサービス 東1 1,219 5.64 2,633 3.5 11.28
5020 JXTG HLDG 東1 419.3 5.49 13,544 4.2 11.27
5857 アサヒHLDG 東1 2,769 5.42 1,103 5.0 14.41
1861 熊谷組 東1 2,666 5.40 1,247 4.0 10.56
8058 三菱商事 東1 2,488 5.37 36,964 3.7 7.68
8591 オリックス 東1 1,472 5.22 19,341 3.9 14.16
8593 三菱UFJリース 東1 534 5.13 4,783 4.0 4.72
8725 MS&ADインシュアランスHD 東1 3,165 5.03 18,777 3.8 5.61
8354 ふくおかFG 東1 1,790 4.95 3,421 3.6 18.63
8309 三井住友トラストHLDG 東1 3,163 4.93 11,870 3.7 3.76
1820 西松建設 東1 2,128 4.89 1,182 3.8 4.75
※データは2020年6月2日時点。
※配当利回りは予想、単位は%。時価総額の単位は億円。移動平均線乖離率の単位は%、基準は13週移動平均線。

※コンセンサスレーティング…アナリストによる5段階投資判断(5:強気、4:やや強気、3:中立、2:やや弱気、1:弱気)の平均スコア。数字が大きいほどアナリストの評価が高い。

※移動平均線乖離率…株価が移動平均線(一定期間の終値の平均値を結んだグラフ)からどれだけ離れているかを表した指標。この数値がマイナスならば、移動平均線よりも現在の株価が安いということになる。

 上表は、長期投資に適した銘柄の高配当利回りランキングと位置付けられます。

 高配当利回り銘柄において、一定の規模(時価総額1,000億円以上)、ファンダメンタルズ(コンセンサスレーティング3.5以上)、テクニカル(13週移動平均線からの乖離率30%以下)などを楽天証券の「スーパースクリーナー」を使ってスクリーニングしたものとなっています。

 ランキング内でコンセンサスの利回りが高過ぎる銘柄は一部除きましたが、おおよそスクリーニング結果通りとなっています。

 業種別では圧倒的に金融セクターが多くなっていますが、これらは総じて、業績予想非開示でも配当計画は発表しており、コンセンサスは妥当であるとも判断できます。利回りを重視するならば、現在は金融関連株に関心を高めるべきでしょう。

 建設株なども、新型コロナの悪影響は相対的に軽微であり、減配の公算は小さそうです。リスト内では、コンセンサスレーティングが高いアサヒHD(5857)など妙味がありそうです。