日本株や米国株とはまた異なる、中国株の投資環境や投資に関するルールなど、中国株の基本を解説します。まだまだ成長余力がありそうな中国株に興味を持ったら、まずは基本からおさらいしましょう!

中国株について教えてくれた人

楽天証券・外国株チーム チェリーさん
上海出身、上海ガニをはじめ中華グルメについて詳しい

楽天証券・外国株チーム エンジェルさん
河南省出身、映画・ドラマ・中国人若者の間の流行トレンドについて詳しい

 

中国の投資環境を知ろう!

Q 中国株はどこで買えるの?

A 中国株を扱っている証券会社で買えます!

 中国株は、中国株を取り扱っている証券会社で購入することができます。証券会社によって、中国株を取り扱っていなかったり、取り扱っている銘柄が異なったりするため、まずは中国株を取り扱っている証券会社を探してみて、自分が買いたい、または興味を持っている銘柄を扱っているかどうかをチェックしてみましょう。

 

Q 中国株にはどんな取引所があるの?

A 上海、深セン(シンセン)、香港の3つの取引所があります

 中国株を取引できる取引所は、大きく分けて、中国本土にある上海取引所、深セン取引所、さらに香港にある香港取引所の3つの取引所があります。取り扱い銘柄はそれぞれの取引所で異なりますが、一部重複して上場している企業もあります。

 

Q 上海、深セン、香港、何が違うの?

A 銘柄、取引可能な対象者、取引通貨などが異なります

 取引所ごとに取り扱い銘柄や取引ルールが異なり、取引時間帯や取引通貨なども違います。日本国内からの中国株投資の多くが香港取引所で行われています。

 以下、それぞれの取引所を解説していきましょう!

 

Q 香港取引所ってどんな取引所?

A 日本人投資家に人気の取引所です!

 香港取引所に上場している企業の銘柄を購入することができる取引所です。香港取引所は、米国の影響を受けやすく流動性が高い一方で透明性も高く、さまざまな点で世界基準の取引所といえます。香港取引所には、メインボード(大企業が多く、日本の東証で例えると一部市場のような市場)とGEM(新興企業が多く、日本の東証で例えるとマザーズのような市場)の二つがあります。

 ここで取り扱われている銘柄には、H株(中国本土で登記された中国企業が香港取引所に上場した株式)、レッドチップ(中国本土以外で登記された中国資本の企業が香港取引所に上場した株式)、その他(香港や海外企業で香港取引所に上場している株式を扱う)などがあります。取引は香港ドルで行われます。

 外国人投資家でも取引ができるため、日本人投資家の多くは、この香港取引所で中国株投資を行っています。

 

Q 上海取引所、深セン取引所ってどう違うの?

A 大企業の多くが上海取引所、ベンチャー企業の多くが深セン取引所に上場しています

 上海取引所と深セン取引所は、ともに中国本土にあります。このうち、取り扱い銘柄にて大企業銘柄が多いのが上海取引所、ベンチャー企業銘柄が多いのが深セン取引所です。

 この上海取引所と深セン取引所には、上海取引所のA株/B株、深セン取引所のA株/B株のように、それぞれの取引所ごとにA株、B株が存在します。A株とB株は、いずれも中国本土の企業が発行する株ですが、取引通貨や取引上の細かいルールなどが異なります。

A株=中国国内で上場され、中国A株市場で取引されている株式のことで、もともとは中国国内の投資家だけが取引できる取引所でした。しかし、2014年11月、上海・香港ストックコネクト制度が導入され、外国人投資家も、上海A株取引所の一部の銘柄に、制度の枠内で投資することができるようになりました。

B株=上海証券取引所や深セン証券取引所に上場している外貨建ての株式のことで、もともとは外国人投資家に向けて創設された取引所でした。人民元建てで表記されますが、上海取引所では米ドル、深セン取引所では香港ドルと、外貨建てで取引されます。

 現在では、B株に上場している企業のほぼ8割近くがA株にも重複して上場しています。

  上海取引所 深セン取引所 香港取引所
特徴 中国本土にある取引所。A株、B株の2種類がある。主に中国国内の投資家向けの取引所 香港にある取引所。香港株、H株、レッドチップなどの種類がある。外国人投資家でも購入できるため、日本人に人気。メインボードとGEMの2市場がある。
種類 A株 B株 A株 B株 香港株 H株 レッドチップ
取引制限 中国国内の投資家と、一部銘柄に限り外国人投資家も取引可能 外国人投資家にも開放されている 中国国内の投資家と、一部銘柄に限り外国人投資家も取引可能 外国人投資家にも開放されている 外国人投資家にも開放されている
主な銘柄 ペトロチャイナ中国農業銀行シャンハイ・インターナショナル・エアポート 宜賓五糧液、広発証券、江蘇洋河酒廠 テンセントHSBC中国建設銀行

ペトロチャイナ中国工商銀行中国農業銀行、 広発証券

チャイナ・エアロスペース
取引通貨 人民元 USドル 人民元 香港ドル 香港ドル
指数 上海総合指数 深セン総合指数 香港ハンセン指数 H株指数 レッドチップ指数
楽天証券では? 楽天証券で取引可能!日本円で取引可能 楽天証券では扱り扱いなし 楽天証券では扱り扱いなし 楽天証券では扱り扱いなし 楽天証券で取引可能! 日本円で取引可能

 

Q 中国株を買ってみたくなったら?

A まずは取り扱っている証券会社を探しましょう!

 日本で中国株投資を始めるときは、どの証券会社を利用するかよく検討すべきでしょう。証券会社によって購入できる銘柄が異なるため、まずは口座を持っている証券会社から中国株が買えるのかどうかを確認してみましょう。

 日本企業に投資する場合と違い、企業情報の入手に苦労することが多いので、中国の投資情報がどれだけ充実しているかも要チェックポイントといえるでしょう。

 楽天証券でも中国株を購入することができます。ログイン前の楽天証券TOPページの中国株関連ページからも基礎情報を見ることができますが、楽天証券IDでログインすると、さらに詳しい情報とともに具体的な銘柄を検索・購入することができます。ランキングや業界マップなどで気になる銘柄を見つけたら、証券コードで検索してみてください。

楽天証券外国株チームが中国株投資のコツを伝授

1:ネット証券の中では中国株銘柄が豊富!

 楽天証券で取り扱っている中国株銘柄は約900銘柄(2020年1月時点)。ネット証券の中では多いほうなので、投資先をじっくり選ぶことができます!

ログイン前ページからも基本的な中国株情報を見ることができます!(1)楽天証券TOPから海外株式・海外ETFをクリック(2)中国株式ボタンをクリック(3)基本情報や取引方法など、知っておくべき情報がまとまっています。

2:手数料もリーズナブル!

 楽天証券では、10万円までの取引手数料が550円(2020年1月時点)と、取引手数料も比較的低いため、初心者の方が手始めに購入&売却しやすいのも強みです!

左バーの[手数料]から取引手数料などを確認できます!

3:情報提供力がスゴイ!

 楽天証券IDでログインする前にも、中国株の情報がコンパクトにまとまっており、初めての方でも中国株独特のルールや取引方法などを分かりやすく説明しています。ただ、ログイン後のページでは、中国株の投資環境や最新ニュース、業界マップ、銘柄ランキング、みんなが知りたいQ&Aなど、情報の充実度は格段に違います! リアルタイムの中国株価を確認できるのも大きな強み! ぜひログインして、中国株ページをご確認ください!

(1)楽天証券トップページよりログイン(2)上部バーの[海外株式]から、[中国株式(香港、上海A)]を選択すると、ランキングやニュース、取引方法などの中国株情報を見ることができます。

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 楽天証券IDでログインした先のページでは、中国株に関する、詳細な分析記事やリアルタイムの株価情報、最新ニュース、業界動向などを見ることができます。より濃い情報に接することで、中国株投資での成功パターンも増えるはず! ぜひ口座開設&ログインして、他の投資家と差がつく情報を手に入れましょう! 下のボタンをクリックするとサンプル記事を見ることができます。

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(1)個別銘柄検索で調べたい銘柄の情報をチェックすることができます。(2)上海/香港をクリックすると表示が切り替わります。「中国銘柄は日本語訳が難しく、翻訳後の銘柄名が統一されていないなど、日本名で探す場合、うまく検索できないことも多いため、個別銘柄検索の小ウィンドウには、証券コードを直接入力するのがおススメです」(チェリーさん)

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トウシルの中国銘柄レポートも要チェック!