私は本業が弁護士の兼業投資家です。

 J-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家でしたが、数年前から個別株にシフトし、現在は主に優待銘柄を中心に投資しています。優待にはまったきっかけは、魅力的な優待品。外食や買い物に優待券を使って楽しんでいます。

 今回は、優待が新設・あるいは変更されたニューフェイス優待銘柄を紹介します。優待銘柄は新設、廃止、変更が結構多いのでうっかりしていると「買い忘れた~」とか「優待ないのに買ってしまった~」とか失敗することがあります。こまめに優待情報をチェックして間違いのないように優待株を買いましょう。

新設優待TOP5

 今回の選定基準は、優待内容、配当利回り、最低投資金額等を考慮して総合的に優待弁護士の独断で判断しました。ただ、最近のコロナ・ショックで株式市場が荒れているため、株を買うときは最新の株価を確認してください。 
※株価は2020年4月6日終値
楽天証券優待検索より

第1位:なんといってもプレミアム優待倶楽部

銘柄名 リーガル不動産 コード 3497
株価 691円 優待発生株数 200株
優待内容
権利月
プレミアム優待倶楽部の株主優待ポイント
7月

 大阪に本拠地を有する不動産開発の会社です。今までは優待品はクオカードでしたが、今年の7月からクオカードを廃止してプレミアム優待倶楽部を導入します。最小は200株(最低投資額は約14万円)で4,000ポイント、最高は2,000株で10万ポイントがもらえます。

 プレミアム優待倶楽部は最近多くの企業が導入している優待です。ポイントを貯めてグルメ、電化製品、旅行などのいろんな優待品の中から選べます。優待品の種類があまりにも多いので、選ぶときは、目が疲れて頭が痛くなるほどです(笑)。

第2位:お米もパスタももらえちゃう

銘柄名 クボタ コード 6326
株価 1,290円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
お米、パスタ
6月

 農業機械で国内トップの会社です。クボタは今年創業130周年で記念株主優待を行います。100株(最低投資金額約13万円)でお米(3キロ)とパスタ(2袋)がもらえちゃいます。

 お米は新潟県産のブランド米「新之助」でパスタは玄米パスタです。特に、お米は生活必需品でどこの家庭でも必ず買うものなので、優待でお米がもらえるととても助かります。通常、優待だとお米かパスタのどちらか選ぶケースが多いのですが、記念優待ということで両方ゲット! ちなみに配当利回りは2.8%とまあまあです。

第3位:お酒好きにはたまらない「アクサスHD」

銘柄名 アクサスHD コード 3536
株価 71円 優待発生株数 1,000株
優待内容
権利月
1,000円相当のオリジナルウイスキー
8月

 徳山市に本拠地を有する酒類、生活雑貨販売の店舗を展開している会社です。1,000株(約6万7,000円)で自社グループオリジナルウイスキーがもらえます。

 ちょっとお酒が飲みたくなったときに手軽に飲めそうなウイスキーなのでお酒好きの投資家の方にはぴったりではないかと思います。

第4位:やっぱりクオカード

銘柄名 中国工業 コード 5974
株価 346円 優待発生株数 100株~
優待内容
権利月
クオカード(1,000~3,000円分)
9月

 広島県に本拠地を有する家庭用LPガス容器の最大手の会社です。なんと配当利回り4.4%以上。優待品は定番のクオカードです。

 100株で1,000円分、500株で2,000円分、1,000株で3,000円分のクオカードがもらえます。株価が336円と割安なので最低投資金額約3万4,000円でクオカードがもらえる計算です。私も優待弁護士としてクオカードが大好きで数百枚を集めています。各会社によっていろいろなオリジナルデザインのクオカードがありますので、この会社のクオカードもどのようなデザインか楽しみです。

第5位:今流行りのテレワーク銘柄

銘柄名 ブイキューブ コード 3681
株価 1,273円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
自社スマートワークブース「テレキューブ」利用券1万円分
12月

 WEB会議などのコミュニケーションサービスを提供している会社です。遠隔医療やネットでのセミナー開業支援もやっている会社です。最近はコロナ・ショックでリモートワークやテレワークが増えているので今流行りの銘柄といえます。

 優待品は自社スマートワークブース「テレキューブ」利用券1万円分です。テレキューブは都内では東京駅、浜松町、九段下、溜池山王などにあるテレワークに最適な作業空間です。私もまだ使ったことないのですが、駅構内にある電話ボックスみたいなのがこのテレキューブです。通常は15分250円、1時間1,000円なのでこの優待券があれば10時間分使用できる計算です。株価のトレンドですがこの銘柄はコロナ・ショックでもそれほど下落しなかった数少ない銘柄といえます。

最後に

 私は優待弁護士として日々優待銘柄の新設、変更ニュースをチェックして、最新の優待情報を仕入れています。優待の新設、変更、廃止は結構頻繁にあるので注意が必要です。皆さんも最新の情報に基づいて優待株を買いましょう。