本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは108.72

下値メドは106.19

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります 

ドル/円、またレンジになるの?

 4日のNY市場でダウ平均株価は大幅反発。終値は前日比1,173.45ドル高の2万7,090.86ドルでした。FRB(米連邦準備制度理事会)が3日に実施した緊急利下げが、ワンテンポ遅れたものの、効果が出てきました。

「極左」のサンダース上院議員が米民主党予備選で劣勢に立ったことも、米金融業界にとっては「安心」するニュース。また経済指標では、この日発表の2月非製造業ISMは57.3と、予想や前月比を大幅に上回りました。NY市場は一転して明るいムードになっています。

 ドル/円も反発しましたが、108円には届かず戻りは鈍い。日銀が利下げするのかしないのか、はっきり分かるまでは動きにくいか。

 パウエルFRB議長は、「米国の中央銀行としてすべきことはした。日銀やECB(欧州中央銀行)がどうするかは、自分たちでよく考えなさい」と言っています。はっきり言ってFRBには関係ないのです。ECBは利下げの噂もありますが、同時に「株式市場を金融政策の目的にすべきではない」とも述べています。ECB理事会は来週3月12日に開かれます。今日はカーニーBOE(イングランド銀行)総裁の会見もあるので、こちらも注目。

毎ヨミ!FXトップニュース

04日のドル/円のNY市場終値は107.55円

 03日の終値に比べ0.45円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

金メダルを取るためのレースは意味がない。自分自身との戦い、誰もが心の中に抱えている目に見えない戦いこそが最も大切なものなのだ。 - ジェシー・オーエンス(米陸上競技選手)​

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    米国の国内感染者、100人超える
    虚偽申告をした武漢出身の中国人に6カ月の禁固刑 - シンガポール
    中国の2020年GDP(国内総生産)見通し、6%から5.6%に下方修正
    インターコンチ・ホテル・グループ、収益見通しを下方修正

ドル:
 ブルームバーグ氏、米大統領選撤退。バイデン氏支持を表明
    FRB、今年上半期に3回の利下げの可能性も
    カプラン・ダラス連銀総裁「現在の見通しは非常に不確実」

円:
    麻生財務相「協力する用意はある」

ポンド:
    カーニー総裁、利下げ言及せず「新型肺炎ショック大きいが、一時的な現象」 

豪ドル:
    モリソン豪首相「新型コロナ拡大なら、必要に応じて財政刺激策を」

その他:
    英ブックメーカーの賭け 東京五輪は「中止もしくは延期」が優勢
    1974年に4万円で購入したロレックス腕時計、46年後に4,000万円に

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円:

 ドル/円は東京時間朝につけた106.85円が安値。欧州時間に107.69円まで上昇しましたが、その後は107.50円をはさんだ動きが続きました。米指標やバイデン候補優勢のニュースにも、反応は鈍い。

 安倍首相がいう「瀬戸際の2週間」は14日まで。日銀金融政策決定会合は3月19日。黒田総裁はまだ時間があると考えているのでしょう。

 時足を見ると106.85円をベースに下げのスピードが弱まったが、戻し始めたというほどの勢いはまだ見えません。上は108.50円から108.60円で跳ね返されていて、ここが短期的な抵抗ゾーン。今日のデイリーピボットともほぼ一致しています。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

05日:豪貿易収支、カーニーBOE総裁 発言 など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。