春は新生活スタートの季節! 引っ越しを控えている方も多いことでしょう。新しい部屋に入り切れないほどのたくさんの荷物を抱えている皆さん、引っ越し前の整理は早目のスタートが吉。モノが多いと引っ越し代も高くなります。

 今回は不用品を賢く処分する方法をお伝えします。

意外とかかる処分料

 高いお金を出して買った大きなモノほど処分にお金がかかります。粗大ごみの処分料金がいくらかかるかご存じですか? 例えば、カラーボックス400円、子ども用自転車400円、サーフボード400円、電子ピアノ2,800円といった具合です(※料金は自治体によります)。

 さらに、すぐ捨てたいと思っても予約が必要で、今日、明日で回収してもらえるわけではありません。買うときにお金がかかったのに、捨てるのにもお金をかけるなんて…この費用、何とかならないものでしょうか。

賢い捨て方あるんです!

 実は粗大ごみであっても、30センチメートル以内になるようにカットしてしまえば、普通ごみに出すことができます。また、収集に来てもらうのではなく、集積場に持っていくことで、大きさにかかわらず1つ300円といった一律料金で処分してくれることもあります(※自治体によります)。

譲って、寄付して、みんなHAPPY

 モノを処分する方法は捨てることだけではありません。譲ったり、寄付したりすることができるのをご存じですか? 

 不要になったモノでも、他に必要な人がいるかもしれません。まず、周りに声をかけてみましょう。意外と「え!? いいの! 買おうと思っていたの!」という人がいるはずです。もし、玄関先にスペースがあるようでしたら、「ご自由にどうぞ。○日に処分予定」などと張り紙をして、置いておくというのも手です。

 また、物品寄付を集めて発展途上国などに送る活動をしている団体もあります。送料は送る側が負担するところがほとんどですが、捨てられなくて困っているものが誰かの役に立つのはうれしいですよね。

不用品処分で小遣いをGET!

 不用品を売ってお金に換えることもできます。一番手っ取り早いのがリサイクルショップへの持ち込みです。高価なモノ、きれいなモノであれば、リサイクルショップで買い取ってくれます。もう少し高額を期待するなら、オークションやフリマアプリを通して、自分で売るのがオススメです。

 リサイクルショップでの買取価格が高価なら、もっといい値段で売れる可能性が高く、リサイクルショップでは買い取ってもらえないようなものでも買い手がつくこともあります(※販売禁止品もあります)。

フリマアプリで売ってみよう

 フリマアプリの魅力は何といっても、スマホで出品できるという手軽さです。オークションと違って終了時間まで待つ必要がなく、即時売買できます。出品に必要な入力項目もシンプルで、指示に沿って順番に入力するだけ。またお金のやりとりはアプリの運営会社が仲介してくれるので安心です。フリマアプリはいくつかありますが、利用の流れはだいたい次の通りです。

1:アプリをダウンロードしてユーザー登録

2:スマホで商品を撮影

3:商品の説明と金額を設定して出品

4:売れたら発送

5:評価して売上金GET☆

 スマホで商品をパシャっと撮影し、商品説明をササッと入力するだけで出品できるので、とても簡単です。

 購入者の支払いを確認したら発送。購入者が商品を受け取り、購入者、出品者相互に評価を入力して初めて、売上金が出品者の元に入ってきます。代金のやり取りは出品者と購入者が直接行うのではなく、アプリ運営者が仲介してくれるので、口座番号を購入者に開示する必要もなく安心です。

 最初の一歩がなかなか踏み出せないかもしれませんが、やってみると簡単でハマってしまう人続出です。

 筆者が初めてフリマアプリを利用したとき、一番最初に売れたのはテレビのリモコンでした。付属でついてきたもので何となくしまい込んでいたものが1,000円で売れたときは衝撃でした。

 また、粗大ごみ券を購入して、収集場所に出しておいたカラーボックスが誰かに持っていかれたこともありました。これもまた衝撃でしたが、自分が捨てたいモノでも、欲しい人がいることに気づかされました。

 それ以来、捨てるモノがあるときは、一度周囲に聞くようにしました。まだ乗れるけれど、新調して不要になった自転車も寄付することができました。

 モノを処分するには、捨てることが一番手っ取り早い方法ですが、捨てることに抵抗があって、モノを溜め込んでしまう人が多いのも事実。「譲る」「寄付する」「売る」ことで、捨てる罪悪感を抱かなくて済みます。

 家に眠っている不用品、ぜひこの機会に全部まとめて処分してしまいましょう!