1)8101 GSIクレオス 東証1部

PER(株価収益率)6.8倍、PBR(株価純資産倍率)0.4倍、配当利回り3.6%

 2月3日発表の2020年3月期本決算予想は、営業利益+1.0%の17億円、経常利益+2.3%の17億円の4期連続の増収・増益の見通し。同社の業容は卸売業:繊維関連、工業製品関連です。

 2016年6月24日の890円(併合前89円)を安値に大幅上昇となり、2017年9月19日に2,270円(併合前227円)の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(A)に転換しました。

 この中で2018年12月25日の1,107円、2019年5月14日の1,057円、8月29日の981円と順下げの三点底をつけ、981円を安値に短期の上昇トレンド(B)へ移行しています。

 この上昇トレンド(B)の中で、下降トレンド(A)を上に抜け、12月10日の1,385円、今年1月24日の1,384円とダブル天井をつけて、1月30日に1,253円で売り転換となっています。

2)1967 ヤマト 東証1部

PER(株価収益率)10.2倍、PBR(株価純資産倍率)0.8倍、配当利回り1.7%

 1月29日発表時点の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲2.7%の29.80億円、経常利益▲2.8%の31.80億円の小幅の減収・減益の見通しです。同社の業容は建設:建築・土木、空調・衛生、電気・通信、水処理プラントです。

 2014年3月20日の309円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年2月2日に988円の高値をつけました。

 ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で2018年12月25日の440円、2019年3月11日の448円と二点底をつけて、上昇トレンド(C)へ移行しました。

 この上昇トレンド(C)の中で、今年1月24日に936円の戻り高値をつけて反落となり、2月3日に750円まで下げて下値を確認中です。

3)7224 新明和工業 東証1部

PER(株価収益率)15.4倍、PBR(株価純資産倍率)1.2倍、配当利回り6.1%

 1月31日発表時点の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+7.4%の115億円、経常利益+5.4%の110億円の増収・増益の見通し。10月31日時点で上方修正。同社の業容は輸送用機器:航空機、特装車、産機・環境です。

 2015年8月18日の1,383円、10月26日の1,365円と二点天井をつけて下降トレンド(A)に転換。2016年2月12日の691円の安値をつけてもみ合い、4月26日の835円の高値をつけて短期の下降トレンド(B)へ移行しました。

 この中で7月8日の583円で底打ちとなって上昇トレンド(C)へ移行し、この中で2018年10月9日の1,586円、12月9日の1,534円と二山形成し下落に転じています。

4)5440 共英製鋼 東証1部

PER(株価収益率)10.7倍、PBR(株価純資産倍率)0.6倍、配当利回り3.1%

 1月31日発表時点の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+101.1%の185億円、経常利益+108.2%の180億円の2期連続の増収・増益の見通し。1月31日時点で昨年10月31日時点より上方修正しています。

 2016年6月24日の1,387円を安値に、下値を切り上げる上昇トレンド(A)となり、この中で2018年10月30日の1,838円を安値に11月9日に2,510円の高値をつけました。

 ここをピークに急反落となり、上昇トレンド(A)を切って12月25日には1,473円まで下落。ここから上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この中で2019年8月29日の1,629円の安値からの上昇で、いったん上昇トレンド(A)を回復し、11月11日に2,314円の戻り高値をつけました。ここから11月21日の1,914円まで押し目を入れ、12月10日の2,215円まで戻したあと再下落。

 下値模索となっています。

5)3021 パシフィックネット 東証2部

PER(株価収益率)30.4倍、PBR(株価純資産倍率)3.9倍、配当利回り1.5%

 1月14日時点の2020年5月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+29.0%の4億円、経常利益+27.0%の4億円と3期連続の増収・増益の見通し。同社の業容は小売業:LCM、リマーケティング、コミュニケーション、デバイスです。

 2016年6月24日の443円を安値としてもみ合ったあと、2018年3月13日の1,294円まで上昇。その後、高値圏でもみ合って4月13日の1,278円とザラ場で二点天井となったあと調整入りとなり、2018年12月25日の530円まで下落しました。

 チャートでみると1,200円を上値とし、下値は530円を安値とする上昇ラインとなって、右上がりの直角三角形の保ち合い(A)となっています。この直角三角形の中で煮詰まってきたところで、2019年11月14日の962円を安値に上放れとなり、12月26日の1,968円まで急騰。ここをピークに急落となって今年1月27日に1,312円まで下げ、反発して底値確認の動きとなっています。