はじめに
私は本業が弁護士の兼業投資家です。もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家でしたが、数年前から個別株にシフトし、現在は主に株主優待銘柄を中心に投資しています。
2月の優待は盛りだくさん。優待弁護士による、優待品自体のグルメ偏差値、クオリティー度、配当利回り等を総合的に考慮し、戦略的に評価したランキングを紹介します。
第1位 ビックカメラ(3048)
みなさんご存知、家電量販店のビックカメラの優待は1,000円分の買物優待券。2月と8月が権利確定月ですが、2月の場合100株だと2枚、500株だと3枚、1,000株だと5枚、1万株だと25枚もらえます。
私は、1,000株を購入し買物優待券を2月と8月に各5枚(5,000円分)をいただきます。本当は1万株で各25枚(2万5,000円分)欲しいのですが、1,200万円以上の資金が必要になるので将来の目標にしています(笑)。
ちなみに8月優待のコジマ(7513)の優待もビックカメラで使用でき、2・8月優待の日本BS放送(9414)の優待もビックカメラ買物優待券。これらの銘柄も合わせて保有しているので、ビックカメラの優待券がたくさんいただけます。
前回は、買物優待券を使って子供のクリスマスプレゼントとして任天堂のスイッチを買いました。今度の2月優待ではスイッチのソフトを買う予定です。
ビックカメラは電気製品のほかにもいろいろあり、店舗も多く、他の銘柄(コジマ、日本BS放送)とコラボできるので利便性の高さから第1位としました。
第2位 壱番屋(7630)
カレーのCoCo壱番屋で有名な壱番屋です。優待は500円分の食事券です。100株だと2枚、200株だと4枚、1,000株だと12枚、2,000株だと24枚が2月と8月の年に2回もらえます。私はいつも1,000株で食事券12枚を入手しています。
本当はこの銘柄も2,000株で24枚欲しいのですが、1,100万円以上の資金が必要になるので、こちらも将来の目標。
カレーハウスCoCo壱番屋は、近くにあり何度食べても飽きない味と、トッピングが選べるので大好きです。
壱番屋が2位の理由は、カレーの美味しさや利便性だけではありません。値上がり益すなわちキャピタルゲインも期待できます。ここ数カ月の壱番屋の株価の移動平均線をみると非常にきれいな型で上昇トレンドラインを描いています。100株で約58万円と、少しお高い株価ですが、2月の権利確定日に向けてさらに株価が上昇するかもしれません。
私は予算に余裕があるときは、優待に必要な株数よりも多めに株を取得しておいて権利確定日前に値上がりしたタイミングで売却して値上がり益(キャピタルゲイン)を手に入れる投資方法を行っています。いわゆるイベント投資という手法です。
想定以上に株価が高騰した場合にはちゅうちょなく売り、値上がり益(キャピタルゲイン)を手に入れようと思います。これで得た資金でさらに他の優待株を取得します。
第3位 ウエルシアHD(3141)
ウエルシア薬局、ハックドラッグストアで有名なウエルシアホールディングスです。優待は買物券等です。100株だと3,000円分、500株だと5,000円分、1,000株だと1万円分が年に1回もらえます。私は1,000株で1万円分の買物券をいただきます。
ウエルシアHDの優待のいいところは買物券のほかにお米(5キロ、10キロ、20キロ)、カタログギフト(3,000円相当、5,000円相当、1万円相当)、Tポイント(3,000円相当、5,000円相当、1万円相当)からもセレクトできる点です。これだけ選択肢があるととても悩ましいですよね。
さらにここ半年間のウエルシアHDの株価もきれいな上昇トレンドラインを描いておりまだ上昇の余地がありそうです。
ということで優待品の選択肢の多さ、キャピタルゲインも狙えそうという理由で第3位にランクインしました。
第4位 ドトール・日レスホールディングス(3087)
ドトールコーヒーショップやエクセルシオールカフェで有名なドトール・日レスホールディングスです。駅前や街中でよく見かけるコーヒーショップです。優待は優待カードです。100株だと1,000円分、300株だと3,000円分、500株だと5,000円分が年に1回もらえます。私は500株で5,000円分の優待カードをいただく予定です。
弁護士は基本的に事務所でPCを使って裁判所に提出する書面(訴状や準備書面)を作成する仕事が多いのですが、たまに裁判例を読みこんだり、調べ物で法律の専門書を読んだりすることがあります。こういうとき、私は気分転換に、コーヒーショップに行くことがあります。
そのため、コーヒーショップの優待カードはとてもよく使います。特に事務所の近くにドトールコーヒーショップがあるのでよく利用しています。
ドトールはケーキも充実しており、スイーツ大好きなスイーツ弁護士としては1月23日発売開始の国産りんごとカラメルのミルクレープを狙っています。
ということで利便性、仕事中の気分転換にも使える、ケーキも食べられるという理由で第4位。
第5位 ユナイテッド&コレクティブ(3557)
居酒屋「てけてけ」を運営している会社です。にんにく醤油だれの焼き鳥などの鶏料理が美味しいお店です。優待はお食事券です。100株だと3,000円分、300株だと9,000円分が年に1回もらえます。さらに長期保有優遇制度で1年以上継続保有だと100株で1万円、300株で3万円にアップされます。
長期保有でこれだけ優遇してくれる銘柄は珍しいと思います。私の場合は顧問先の近くに「てけてけ」があり、よくランチに行くのでとても利便性が高いです。しかもこの会社の株価は100株で約16万円とそれほど高くないので約50万円あれば300株コンプリートができます。
ということで利便性、お得な長期保有優遇制度、お手頃な株価という理由で第5位にランクインしました。
第6位 吉野家ホールディングス(9861)
言わずと知れた牛丼の吉野家です。優待は300円分の食事券です。100株だと10枚、1,000株だと20枚、2,000株だと40枚が2月と8月の年に2回もらえます。吉野家の優待食事券は牛丼屋さんだけではなく、うどんのはなまる、フォルクス、回転ずしの京樽などでも使うことができるので汎用性が高いです。
注意点は、最近吉野家がフォルクスを経営する連結子会社アークミールを他社へ売却してしまったので今後は吉野家の食事券がフォルクスで使えなくなるかもしれません。しかし、フォルクスを売却したことにより吉野家の株価が上がりました。投資家としては、それはそれでよかったのかもしれません。
さらに吉野家の株価ですが、去年の夏以降、上昇し続け年初来高値を更新し続けています。そのため前回の8月の権利確定日直前には大部分の株式を売却して利益確定してしまいました。優待弁護士としてはもちろん優待も欲しいのですが、こちらの想定以上に株価が高騰してしまった場合にはちゅうちょなく利益確定することも戦略としては必要です。
第7位 アークス(9948)
アークスは北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループです。優待は自社グループ商品券、全国共通ギフト券、青森県産りんご、りんごジュースからセレクトすることができます。100株だと2,000円分、500株だと3,000円分、1,000株だと4,000円分、5,000株だと5,000円分が年に1回もらえます。さらになんと1,000株、5,000株の場合にはこれに加えてカタログギフトももらえます。
アークスの優待品は名産のりんごやりんごジュースがもらえるという点がポイントが高いです。
さらにアークスのここ半年の株価はボックス相場で上がったり下がったりしていますが、緩やかな上昇トレンドラインを描いていますので比較的安心して買うことができるのではないでしょうか。
第8位 コメダホールディングス(3543)
シロノワールで有名なコメダです。優待は1,000円相当の自社電子マネーです。100株で1,000円相当が2月と8月の年に2回もらえます。
スイーツ弁護士としてはシロノワールや季節限定のシロノワールプリンはぜひとも食べたいものです。
強いていえば、1,000円相当の電子マネーだと1回で使いきってしまうので100株で1,000円相当だけではなく500株で5,000円とか1,000株で1万円の枠を設定してもらいたいところです。
コメダの株価は基本的にはボックス相場で上がったり下がったりしていますが、ここ数カ月は緩やかな上昇トレンドラインを描いています。
第9位 ジュンテンドー(9835)
中国地方トップシェアのホームセンターです。優待は投資家が大好きなクオカードです。100株で1,000円相当のクオカードがもらえます。私もクオカードが大好きなのでクオカードのコレクションをしています。
ジュンテンドーの株価は約560円とお手頃価格なので約5万6,000円の少額投資で優待をもらうことができます。
ちなみにジュンテンドーの株価は、ここ半年間はきれいな上昇トレンドラインを描いています。
少額投資かつ株価上昇中ということで安心して買うことができるのではないでしょうか。
第10位 東京個別指導学院(4745)
東京個別指導学院やベネッセ文章表現教室を展開している学習塾銘柄です。優待は100株保有でカタログから優待品をセレクトするタイプ。お米、紅茶、レトルトカレー、ラーメン、図書カード等の8品目からセレクトできます。
東京個別指導学院の株価は700円前後なので約7万円の少額投資で優待をもらうことができます。
ただし、東京個別指導学院の株価はここ1年間下降トレンドラインを描いているので買う際は株価チャートを確認してから買うようにしましょう。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。