本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.30

下値メドは106.51

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

はやくもレンジ相場の予感?

 1月8日(水曜日)のマーケットで、ドル/円は海外時間に急反発。NY時間午後に109.25円まで上昇しました。

 トランプ大統領はこの日会見を開き、イランに対して追加制裁を科す方針を表明する一方で、「我々の軍事力を行使したくはない」と、軍事ではなく、外交による解決の可能性を示しました。

 この日の東京時間、ドル/円は、イランが米軍基地をミサイル攻撃したことを受け一時107.65円まで下げる場面がありました。ただし、イランは事前に米国側に通告したことを認めていて、攻撃はどちらかといえば面子を保つための行動。イランも米国との戦争は望まない意向を表明しています。いずれにしても、マーケットは米イラン間の緊張緩和を歓迎し、ドル/円にとってはポジティブな材料となりました。

 原油価格も激しく反応。65ドル台まで急騰したあとトランプ会見後には59ドル台前半まで大きく売り込まれました。ただし、中東の地政学リスクが、オイルショックを引き起こし世界経済に深刻なダメージを与える可能性は、昔に比べて低くなりました。米国の場合、原油生産量においてサウジアラビアを抜かしていて、2018年には45年ぶりに世界首位になっています。原油の重要性は変わらないが、中東の重要性は相対的に低下しているのです。

毎ヨミ!FXトップニュース

08日のドル/円のNY市場終値は109.14円

 07日の終値に比べ0.66円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

いいアイデアなら、とにかくやってしまいなさい。許可を得るより謝る方がずっと簡単よ - グレース・ホッパー

今日は何の日(1月9日):

国際連合本部ビル竣工(1952年)
アップル社のスティーブ・ジョブズ、初代iPhoneを発表(2007年)

各国・各通貨トピックス

ドル:
    トランプ大統領「イランは攻撃後、行動を抑制しているようだ」
    トランプ大統領「米国人に死傷者はなかった」
    トランプ大統領「イランが前進し繁栄できるような取引が必要」
    トランプ大統領「中東産原油は必要ない」
    ザリーフ・イラン外相「イランは戦争を求めてはいない」

ポンド:
    離脱法案の月内成立が確実に。貿易交渉まとまらなくても12月31日にEU(欧州連合)から離脱
    BOE(イングランド銀行)が英国成長見通しを下方修正「労働市場は弱く、賃金伸びも止まる」
    カーニー総裁「経済が安定しなければ、景気刺激策が必要になる」

豪ドル:
    豪森林火災で消費低迷のおそれ。RBA(豪準備銀行)は2月に追加利下げか
    RBA総裁「政策金利が0.25%まで下がったら、量的緩和が選択肢となる」

その他:
    太陽活動が急激に低下。2030年までに地球が氷河期に入る確率は97%。
    豪森林火災、野生動物5億匹が焼死か。豪固有の動植物が壊滅的な打撃
    森林火災のさなか、豪首相ファミリーはハワイでバカンス。帰国後謝罪

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円:8日の安値は107.65円、高値は109.25円

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

9日:中国CPI、ドイツ鉱工業生産、欧州失業率、メキシコCPI など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。