米国、カナダ:FOMCはバランスシート縮小へ

日付

時間

地域

経済指標

前回

予想

09/20

27:00

米国

米連邦公開市場委員会(FOMC)
終了後政策金利発表

1.00-1.25%

1.00-1.25%

 

27:30

米国

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、
定例記者会見

-

-

09/22

21:30

カナダ

8月 消費者物価指数(CPI)(前月比)

0.0%

0.2%

 

21:30

カナダ

8月 消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

1.2%

1.5%

 今週は、19、20両日にFOMC(連邦公開市場委員会)会合が開かれます。FOMCは、金融政策の誘導目標金利であるFF(フェデラルファンド)金利を現行水準に据え置く方針。

 今回のハイライトはFOMCがバランスシートの縮小開始を発表することです。マーケットはすでに織り込み済みで、発表そのものは驚きではありません。FOMCは7月の会合で、4兆5000億ドル規模の保有証券の縮小を「比較的早期に」開始するとの方針を示しています。ただし、FOMCが予想以上の速いペースで縮小を進める可能性があり、その場合はサプライズとなるでしょう。

 22日はカナダの8月CPIが発表されます。カナダのインフレ率は、前年同期比1.5%に上昇の予想(前回1.2%)。カナダ銀行は今月6日、「金融緩和政策は不要になった」として、政策金利を1.00%に利上げしました。マーケットではカナダ高が進んでいて、ドル/カナダは2015年5月以来の水準で取引されています。


ユーロ圏:ドラギ総裁が発言。9月のPMI速報値は?

日付

時間

地域

経済指標

前回

予想

09/19

18:00

ドイツ

9月ZEW景況感調査(期待指数)

10.0

12.0

09/21

17:00

欧州

欧州中央銀行(ECB)月報

-

-

22:30

欧州

ドラギECB総裁、発言

-

-

09/22

16:30

ドイツ

9月 製造業PMI:速報値

59.3

59.0

16:30

ドイツ

9月 サービス業PMI:速報値

53.5

53.8

17:00

欧州

9月 製造業PMI:速報値

57.4

57.2

17:00

欧州

9月 サービス業PMI:速報値

54.7

54.8

17:00

欧州

ドラギECB総裁、発言

-

-

 今週は、ユーロ圏の9月PMI速報値が発表されます。また、21日の欧州中央銀行(ECB)月報とあわせて、ドラギ総裁の発言にも注目です。ドラギ総裁は7日のECB会合後の会見で、「為替動向を注視する」と発言しましたが、「ユーロが強すぎる」というような強い表現は用いませんでした。このためECBはユーロ高を認めたと解釈されて、ユーロ買いの安心感につながっています。

 

英国:指標は英利上げを支持するか?

日付

時間

地域

経済指標

前回

予想

09/20

17:30

英国

8月小売売上高指数(前月比)

0.3%

0.2%

 BOE(英中央銀行)は14日の会合で予想通り政策金利を据え置きました。しかし、カーニー・BOE総裁は、「利上げの可能性は非常に強まっている」との見解を示し、BOEの金融引き締めの意向を強く示唆。さらに、ハト派で知られるブリハ・MPC(金融政策委員会)委員までが、「BOEは数ヵ月以内に利上げが必要になるだろう」と発言したことで、年内利上げ観測が急浮上しています。

 8月小売売上高指数は前月比+0.2%の予想。経済指標は、BOEほどには強気ではないようです。

オセアニア:NZ総選挙とNZドルの関係とは?

日付

時間

地域

経済指標

前回

予想

09/21

07:45

NZ

4-6月期GDP (前期比)

0.5%

0.8%

09/23

-

NZ

NZ総選挙

-

-

 NZでは23日に総選挙が行われます。キー前首の辞任を受けて後継となったイングリッシュ氏が率いる国民党が4期目を目指します。現在の支持率は、国民党が野党である労働党を上回っています。もし野党の労働党が政権を獲得した場合、RBNZ(NZ準備銀行RBNZ)は、物価安定だけでなく完全雇用も要請される可能性があり、このことがNZドルの上値を重くしています。
 また21日には、NZの第2四半期GDPが発表されます。市場予想は、前期比+0.8%(前回+0.5%)。

 

日本:YCC導入から1年

日付

時間

地域

経済指標

前回

予想

09/21

-

日本

日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表

-0.10%

-0.10%

15:30

日本

黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

-

-

 日銀が、長短期両方の金利操作を行う、異例の、イールドカーブ・コントロール(YCC)政策を導入してから、今回の会合でちょうど1年となります。日銀は昨年9月、「量的質的金融緩和(QQE)」と「マイナス金利(NIRP)」について総括的な検証を行った結果、YCC政策の導入を決定しました。

 日銀は、政策の現状維持の予想。世界の主要中央銀行が一斉に金融政策の引き締めへと動くなかで、日銀はマイナス金利を含む金融緩和政策を当面維持する見込みです。