投資信託の「足元の動向」をお伝えする楽天証券分類平均リターンランキング
当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、各分類の騰落率をランキング形式でお届けします。今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしましょう。
基本8分類の直近3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。
2019年11月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「国内株式」
「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
「国内REIT」、
「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」、
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」、
の7分類が上昇しました。
一方、
「国内債券」が下落しました。
代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、下図のように推移しています。
直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、およそ250分類のなかから、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した上位5分類は、
「トルコ債券-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」
「インド株式-為替ヘッジ無し」、
「欧州株式-為替ヘッジ無し」
「ロシア・東欧株式-為替ヘッジ無し」、
でした。
上昇した分類のなかで、目立った銘柄としては、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし)」が+20.51%
「三井住友・スーパーアクティブ・オープン」が+24.09%、
「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」が+19.07%、
の上昇でした。
一方、大きく下落した下位5分類は、
「金関連-為替ヘッジ有り」
「MLP-為替ヘッジ無し」
「インドネシア株式-為替ヘッジ無し」
「国内債券」
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ有り」
です。
目立った銘柄としては、
「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)」▲6.30%、
「米国エネルギー・ハイインカム・ファンド」が▲7.44%、
「インドネシア成長株インカムファンド」が▲5.70%、
の下落でした。
9月以降、米中貿易摩擦懸念の後退からリスク選好の展開が続き、11月まではリスク資産がおおむね堅調な動きとなりました。
目下、市場の注目は12月15日に期限を迎えた対中関税が発動するのかどうかです。米中貿易交渉が一部合意に向かえば、このままリスクオンの環境が続きますが、合意がなければ一旦手じまいに転じる可能性があるでしょう。
引き続き、資産分散に配慮しながらリスク選好の度合いを図ることが肝心です。
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