過去最高値更新が続いた11月の米株式市場!個人投資家に人気だった銘柄は?

 11月の米株式市場は、米中貿易交渉の進展期待で月初から月末まで上昇基調が続く展開となりました。米主要3指数(ダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P500)は過去最高値の更新が続き、NYダウは11月27日に2万8,164ドルの過去最高値。

 月間の上昇率は、日経平均が+1.6%であったのに対し、NYダウは+3.7%となり、短期的に米国株のパフォーマンスが良好な結果となりました。
(10月31日と11月29日の終値で比較)

2019年11月 米国株式買付者数ランキング

順位 ティッカー 前月
順位
銘柄名 関連するテーマ
1 SPYD 1 SPDR ポートフォリオS&P 500
高配当株式ETF
  
ETF、高配当株式
2 KO 5      コカ・コーラ 飲料、配当貴族
3 T 2 AT&T 通信、高配当、配当貴族
4 HDV 10 iシェアーズ コア米国高配当株 ETF  ETF、高配当株式
5 MCD 8 マクドナルド 外食、配当貴族
6 VYM 6 バンガード・米国高配当株式ETF ETF、高配当株式
7 MSFT 7 マイクロソフト クラウド、PC
8 AAPL 14 アップル スマホ、PC
9 XOM 9 エクソンモービル 石油、高配当
10 MO 4 アルトリア・グループ たばこ、高配当、配当貴族
注釈:楽天証券内買付者数ベース。11月1日~11月29日、国内約定日ベース

 そうした中、11月の当社内米国株式買付者数のランキングでは、先月も買付者数ランキング1位であったSPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(SPYD)が引き続き1位となりました。その他、AT&T(T)などの高配当銘柄が引き続き人気を集めています。

 また、アップル(AAPL)が前月の14位から8位に浮上しており、高配当銘柄だけでなく、最近株価の上昇が続いているマイクロソフトやアップルなどの有名ハイテク関連株も人気でした。

ランキング上位の銘柄について、直近の動きを確認

 買付者数ランキングのトップ5に入った銘柄について、銘柄概要や直近の動きをご紹介していきたいと思います。

SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)

出所:楽天証券ウェブサイトより

 2018年1月から約1年10カ月の間、36ドルから38ドル台の間で推移しており、2019年4月12日につけた38.85ドルをなかなか抜けずにいました。しかし、11月に入りそのレンジを抜け、設定以降初めて39ドル台に乗せました。

コカ・コーラ(KO)

出所:楽天証券ウェブサイトより

 先月は5位でしたが、2位に浮上しました。55年連続で増配している「配当貴族銘柄」であり、著名投資家ウォーレン・バフェットも投資しているという「バフェット銘柄」ということもあり、人気となっています。

 11月前半は株価の下落が続き、10月31日終値54.43ドルから11月12日終値51.71ドルまで約5%下落しました。しかし、その後は反転し、月末にかけて上昇基調が続き、11月29日終値53.40ドルまで戻して11月を終えました。

AT&T(T)

出所:楽天証券ウェブサイトより

 先月の2位から3位へ順位を一つ落としました。10月28日の決算発表と同時に3カ年計画を発表し、その内容が好感され11月半ばまで株価の上昇基調が続いていました。しかし、11月19日にアナリストの投資判断引き下げにより株価は大きく下落し、11月18日終値39.63ドルから11月20日終値37.18ドルまで2日間で約6.1%下落。その後は、月末まで37ドル台での推移が続きました。

iシェアーズ コア米国高配当株 ETF(HDV)

出所:楽天証券ウェブサイトより

 財務健全性が高く、同時に持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国企業への投資機会を提供する「モーニングスター配当フォーカス指数」に連動する投資成果を目指すETFです。1位のSPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(SPYD)と同様に配当水準が比較的高い銘柄を投資対象とするETFですが、ベンチマークとする指数が異なるため、組み入れ銘柄、パフォーマンスにも違いがあります。

【組み入れ上位10銘柄】

出所:各銘柄のファクトシートより楽天証券作成

マクドナルド(MCD)

出所:楽天証券ウェブサイトより

 同社も42年連続で増配している「配当貴族銘柄」です。同社の株価は、10月22日に発表した第3四半期決算でEPS(1株当たり利益)が2年ぶりに市場予想を下回ったことを受け、11月4日まで下落が続き、決算発表直前の10月21日の終値209.85ドルから11月4日の終値188.66ドルまで約10%下落しました。その後、下落は一服し、192ドルから195ドルほどでほぼ横ばいの状態が続いています。