5269 日本コンクリート工業 東証1部

PER(株価収益率)12.6倍、PBR(株価純資産倍率)0.5倍、配当利回り2.3%

 9月1日発表の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲11.1%の19億円、経常利益▲12.5%の21億円の減収・減益の見通しですが、今回の大水害で需要回復期待が高まります。

 2014年9月1日の787円をピークに下降トレンド(A)を形成し、この中で2016年2月12日の221円でいったんの底打ち。ここから上昇トレンド(B)へ移行しますが、2018年1月29日の515円が戻り高値となって、短期の下降トレンド(C)へ転換しました。

 この下降トレンド(C)の中で7月6日の300円まで急落後、9月26日の369円まで自律反発。再下落となって12月25日の219円で底打ちとなりました。ここから今年5月27日の317円まで戻した後、8月28日の227円まで下落し、二点底の形となって反発。10月10日には321円まで上昇してもみ合っているところです。

4452 花王 東証1部

PER(株価収益率)24.7倍、PBR(株価純資産倍率)4.9倍、配当利回り1.6%

 7月31日発表の2019年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+8.3%の2,250億円、経常利益+8.6%の2,250億円の長期連続の増収・増益の見通しです。

 2016年11月15日の4,888円を安値に短期の上昇トレンド(A)を形成し、この中で6月7日に7,178円まで上昇。その後、もみ合って9月27日の6,486円まで押し目を入れ、ここからやや角度の小さい上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンド(B)の中で2018年10月2日の9,387円の高値をつけ、ここから急落となって10月25日の7,020円の安値をつけました。この後は9,387円を高値とし、7,020円を安値とする三角保ち合いを形成しています。この三角保ち合いの中で、今年5月28日の9,033円の戻り高値から8月6日の7,488円まで下落となって反発し、三角保ち合いの上値抵抗ラインに向かっているところです。

3402 東レ 東証1部

PER(株価収益率)14.1倍、PBR(株価純資産倍率)1.2倍、配当利回り2.0%

 8月9日発表の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+13.1%の1,600億円、経常利益+15.2%の1,550億円の増収・増益の見通し。

 2012年10月11日の421円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2015年11月17日の1,146円の高値をつけた後、2016年2月12日の872円まで下落。

 横もみとなって上昇トレンド(A)を切り、11月9日の855円を安値に再上昇に転じ、2017年11月8日の1,208円の高値をつけて上昇トレンド(A)内に回復をしました。しかし、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で今年5月14日に685円の安値をつけて安値圏のもみ合いとなり、8月6日の681円の二点底となって反発しているところです。

6326 クボタ 東証1部

PER(株価収益率)14.8倍、PBR(株価純資産倍率)1.6倍

 8月7日発表の2019年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+5.6%の2,000億円、経常利益+5.5%の2,080億円の4期連続の増収・増益の見通しです。

 2016年7月6日の1,271円を安値に上昇トレンド(A)を形成。この中で2017年2月10日の1,894円の高値をつけた後、4月17日の1,606円まで押し目を入れ再上昇となって2018年1月18日の2,368円まで上昇しました。

 ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で8月16日の1,621円まで下落した後、ここを安値に上下動し、12月3日には2,015円の戻り高値をつけました。

 ここから再下落となって12月26日の1,470円、今年3月1日の1,485円と二点底をつけて7月2日の1,820円まで反発しましたが、下降トレンド(B)にアタマを抑えられ、8月26日の1,481円まで下落し、三点底の形となりました。ここからの反発で10月18日の1,716円で短期の買い転換となっています。

4318 クイック 東証1部

PER(株価収益率)14.5倍、PBR(株価純資産倍率)3.5倍、配当利回り2.9%

 7月31日発表の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+13.1%の29.20億円、経常利益+4.7%の29.50億円の増収・増益の見通し。同社の業容はサービス:人材サービス、リクルーティング、情報出版です。

 2016年2月12日の602円を安値に上昇トレンド(A)を形成。この中で2018年2月21日の2,132円の高値をつけて反落となり、上昇トレンド(A)を切って、5月18日の1,643円まで押し目を入れた後、再上昇。

 10月2日に2,193円の高値更新となりました。ここをピークに短期の下降トレンド(B)へ転換し、12月25日の1,112円まで下げた後3月22日の1,836円まで上昇。この後三角保ち合いのような形となっています。当面は、9月4日の1,264円を切らなければ三角保ち合いの上値斜線を目指す動きとなります。