本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは108.95

下値メドは108.08

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

ブレグジット連続ドラマ「今週もお楽しみに」

 22日(火曜)のポンドは乱高下。英議会はこの日、EU(欧州連合)離脱関連法案の「審議を継続するための動議」(第1回投票)を可決。ポンド/円はこれを好感して141.18円まで上昇しました。

 ところが、関連法の審議を3日で終わらせるための「議事進行動議」(第2回投票)が否決されたため、10月31日に英国がEUを離脱することは事実上不可能となりました。ブレグジット決着の淡い期待はまたも裏切られポンド/円は139.52円まで急落。

 今後については、不信任案提出から総選挙の流れになるとの見方が有力です。野党労働党は2度目の国民投票を主張しています。政治的混迷が深まるなかでも、少なくとも「合意なき離脱」は回避されるだろうという考えが、ポンドの下値を支えています。

 一方ドル/円は108.50円を中心に行ったり来たり。米中貿易協議やブレグジット合意期待のリスクオンが支える一方、その具体的成果がなかなか見えてこないことで上値を抑えられている状態。今週末にかけてのドル/円の上下のメドは「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

22日のドル/円のNY市場終値は108.48円

 21日の終値に比べ0.12円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

井戸の水が枯れるまで、水の価値はわからないもの - イギリスのことわざ
=We never know the worth of water till the well is dry.

各国・各通貨トピックス

ドル:
    トランプ米大統領「中国との貿易協定は順調に進んでいる」
    ロス米商務長官「中国との交渉合意は11月である必要はない」
    クドロー国家経済会議委員長「話し合いうまくいけば、12月の追加関税は撤廃できる」
    格付け会社S&P「(米中協議で)テクノロジー分野の進展はほとんどない」

ユーロ:
    マース独外相「合意なきブレグジットを避けたい」
    アルトマイヤー独経済相「ドイツは景気刺激政策を必要としていない」
    ECB(欧州中央銀行)は2020年末までに、さらに40bp利下げも

ポンド:
    サンダースMPC委員「BOE(イングランド銀行)の次の動きは利下げ」
    ブリハMPC委員「利下げが必要になる」
    ラムスデンBOE副総裁「ブレグジットが円滑に進むなら利上げの可能性も」

カナダドル:
    カナダ総選挙、トルドー首相続投も過半数ならず左派と連立へ

その他:
    世界の観光都市TOP10で日本が上位を独占。1位東京、2位京都、5位大阪
    実現不可能と言われたダ・ヴィンチ設計の橋、3Dプリンターで再現
    中国メディアが日本の駅弁を称賛。中国高速鉄道の弁当はまずいと嘆き

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ポンド/円:ニュースに注意

ポンド/円のサポートは139.00円、138.00円。その下は2019年の高値と安値の50%の137.71円、そして10月の2019年の高値と安値の50%の135.96円。
レジスタンスは18日の高値140.63円、その上は今月高値の141.50円。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

ドル/円:今週のレンジ予想:107.07円から109.80円

今週のピボットは108.46円。

第3レジスタンス:109.80円
第2レジスタンス:109.37円
08月01日 高値:109.31円
10月17日 高値:108.94円
第1レジスタンス:108.89円

ピボット:108.46円

2019年 高値安値の50%:108.20円
第1サポート:107.98円
第2サポート:107.55円
第3サポート:107.07円
10月03日安値:106.48円
09月03日安値:105.74円

2019年の高値は112.40円(4月24日)、安値は104.01円(1月3日)。
高値と安値の半値(50%)は108.20円。
2019年始値から9月終値までのレンジは8.39円。

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

23日:南アCPI、欧消費者信頼感 など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。