本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.44円
↓下値メドは105.95円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
キウイ暴れそう?
火曜日(24日)のドル/円は一時106.96円までドル安/円高が進みました。終値では107円に戻しているので、円高の勢いが強まっているというほどではありませんが、確実に天井は降りてきています。
トランプ大統領に対する弾劾手続き開始のニュースがドルの圧迫材料。米中貿易交渉は一進一退ですが長期化を懸念して米国の消費者信頼感指数は悪化しています。英国では、最高裁が英議会の閉会を違法と判断したことで、今日から議会が再開されます。それでポンドは買われたのですが、議会再開によって逆に「合意なき離脱」のリスクが高まったという見方もあります。
今日のハイライトは、11時に発表のRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利発表です。RBNZは今回、政策金利であるOCR(オフィシャル・ディスカウント・レート)を1.00%に据え置く予想。一方で、RBNZの声明文は、一段の金融緩和に踏み込むかなりハト派的(弱気)な内容になるとマーケットは構えています。
NZの政策金利は、今年5月(25bp)と8月(50bp)の2回引き下げられています。今朝発表されたNZの8月貿易収支の赤字は拡大したこともあって、低金利と通貨安を求める政治圧力は強く、RBNZは11月にさらに25bp利下げして政策金利を0.75%にすると市場は読んでいます。もはや追加利下げをするかどうかではなく、「いつするか」という段階まできているようです。なお、RBA(豪準備銀行)は来週(1日)に利下げする可能性が高く、こちらも気になります。
毎ヨミ!FXトップニュース
24日ドル/円のNY市場の終値は107.11円
23日の終値に比べ0.42円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
「売ったり買ったりではなく、大体の方針を決めて、買うときは買うことだ」 - 石田禮助(出典「粗にして野だが卑ではない」城山三郎著)
各国・各通貨トピックス
ドル:
米下院議長、トランプ大統領に対する正式な弾劾尋問の開始発表へ
ローゼングレン・ボストン連銀総裁「追加緩和の必要はない」
カプラン・ダラス連銀総裁「7月と9月と利下げを支持した」
ブラード・セントルイス連銀総裁「50bp利下げがより適切だった」
円:
日米貿易交渉は自動車関税の衝突で遅れる可能性も
携帯料金値下げ進まず。菅長官「今のままでよいと思ってない」
10月から火災保険料が大幅値上げ。台風や水害の多発で
日本取引所、祝日の先物取引検討。日経平均先物の取引日数増やし海外マネー呼ぶ
ポンド:
英議会が本日から再開
英最高裁がジョンソン英首相の議会閉鎖を違法と判断
英最高裁判所「ジョンソン首相の議会閉会に関するエリザベス女王への助言は違法」
ユンケル欧州委員長「10月31日までに合意できると考える」
ジョンソン首相、側近に漏らす「バックストップで合意は無理」
南アランド:
インフレ率加速で利下げ困難。政策金利は2021年まで6.5%に据え置きか
企業信頼感が20年ぶり低水準。投資回復期待後退、経済成長に懸念
その他:
宇宙人いるかも? 太陽系以外の惑星から水を初検出
アマゾンの電気ウナギに新種、新記録の電圧860V
スター・ウォーズ・ホテル、ディズニー・ワールドに建設へ
米中戦争で一人勝ち、ベトナムが人気沸騰。米国は警戒
主要指標終値
本日の注目通貨
NZドル/円:急反発にも注意
9月のNZドル/円の高値は69.67円(12日)、安値は66.65円(3日)。高値と安値の50%は68.16円で、このレベルを短期的なブルベアの分岐点と考えます。
66.65円を下に抜けると、次の大きなサポートは年初来安値の66.18円。その下は2012年11月の安値65.95円になります。
RBNZの積極的な利下げもあって、NZドル/円は過去7年間の安値圏まで下げています。再利下げを予想したNZドルのショートもマーケットに積み上がっていると考えられます。しかし、今日の会合がイベント終了にともなう一時的なショート撤収につながることも考えられるので、急反発にも注意が必要です。レジスタンスは69.00円、69.70円、70.05円
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
25日:RBNZ政策金利 など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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