本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.23円
↓下値メドは106.84円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
どちらかというと、円高?
ECB(欧州中央銀行)から始まってFRB(米連邦準備制度理事会)、日銀までの政策金利発表が一通り終わって、各中央銀行の政策スタンスもはっきりしました。
ECBはデポ金利を切り下げ、量的緩和を再開。期限を区切らず緩和政策を続けることを明言しました。一方、FRBは、マーケットが覚悟していたほど「ハト派的」ではありませんでした。パウエルFRB議長は米経済の見通しについて基本的には前向き。それじゃどうして利下げしたのだ、ということになりますが、「予防的手段」という理由づけがされています。しかし、マーケットはFRBの政策よりも米中貿易交渉やイランを巡る中東の地政学リスクが気になっています。
日銀は政策を現状維持。これ以上日銀にできる手段は限られているとマーケットはすでにお見通しですが、そのこと自体が日銀を相対的なタカ派に見せています。
中央銀行の政策を振り返り、それに貿易戦争の要素をからめると、マーケットは再び「ドル高、円高」に動きそうです。
毎ヨミ!FXトップニュース
23日ドル/円のNY市場の終値は107.53円
20日の終値に比べ0.02円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
実際の危険より恐怖心の方が大きい場合が多い
= Fear is often greater than the danger.
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領、イラン中央銀行への制裁表明
トランプ大統領、中国との貿易協議について「完全な形での合意を求める」
中国貿易協議代表団が予定を早めて帰国
クラリダFRB副議長「利下げはリスクに対する保険」
NY株式市場:
先週のダウ平均▲1.05%、S&P▲0.51%、ナスダック▲0.72%、そろって4週ぶり反落
年初来ではダウ平均+15.47%、S&P+19.36%、ナスダック+22.34%
円:
日銀声明「2020年春頃まで、極めて低い長短金利水準を維持」
日米貿易協議、自動車に高関税ならば協定破棄も
ユーロ:
9月ユーロ圏 製造業PMI 速報値 45.6、予想47.3
9月ユーロ圏 サービス業PMI 速報値 52.0、予想53.3
9月ドイツ製造業PMI 速報値 41.4、予想44.0
9月ドイツサービス業PMI 速報値 52.5、予想54.3
ECB、これ以上のマイナス金利には消極的か
ギリシャ中銀総裁「ECBの緩和政策は、コストよりメリットのほうが大きい」
フランスのマクロン大統領、減税と年金改革に取り組む
中国人民元:
中国がLPR(貸出金利)を4.2%に小幅利下げ
ファーウェイ、国際組織の資格停止
中国企業が製造業生産拠点を東南アジアにシフト。追加関税の回避目的
その他:
英大手旅行店トーマス・クックが経営破たん。15万人が帰国困難に
アフリカ外で最古のヒト化石発見 人類移動の歴史塗り替え
インドが大幅の法人税減税を実施。株急伸も財政悪化懸念
アフリカ大陸で3人が富を独占。貧困層6億人の資産合計上回る
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:上昇勢い弱まる
東京市場が休場だったこの日(23日)のドル/円の高値は107.77円。108円台に届かなかったのは8営業日ぶり。安値は107.30円。
先週のドル/円はFOMC発表後に108.48円まで上昇して、8月1日以来約1か月半ぶりの高値を更新したのですが、この勢いは続きませんでした。
今年の高値と安値の50%のレベル(108.20円)をクリアして上に抜けたように見えたのですが、再び107円台に戻しています。上昇の勢いがなくなりつつあると考えます。
今月の高値/安値の50%は107.11円。この水準ではさすがに買いも強そうです。それだけに107円を下抜けするならベアトレンドが強まる可能性。
ユーロ/円:今月の半値は117.94円
ユーロ/円は下落しました。この日の高値は118.79円。119円台に届かなかったのは9営業日ぶり。安値は117.75円。
23日に発表された9月の欧州PMI(購買担当者景気指数)は軒並み悪化。ECBは今月の会合でデポ金利を切り下げ量的緩和も再開しましたが、この状況を見るとそれではまだ足りないようです。 9月のユーロ/円の高値は120.01円、安値は115.87円。高値と安値の50%は117.94円で、ここを短期的なブルベアの分岐点と考えます。現在のユーロ/円は、ほぼこの中立点付近に位置しています。サポートは117.55円、116.15円、115.87円。レジスタンスは119.00円、119.50円、120円。
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
RBNZ政策金利、米GDP、ドラギECB総裁、カーニーBOE総裁 発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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