5943 ノーリツ 東証1部

 8月10日発表の2017年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+11.9%の100億円、経常利益+9.2%の102億円の増収・増益の見通し。2月13日時点の予想と変わらず。

 2012年11月8日の1,260円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年6月24日の2,410円に当面のピークをつけ、急反落となって上昇トレンド(A)を下に切り、9月8日の1,656円まで下落しました。

 その後、この1,656円を安値にゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しています。この上昇トレンド(B)の中で2016年8月19日の1,797円を安値に、角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行の動き。そして、今年の5月10日に2,294円まで上昇するものの上昇トレンド(B)を突破することはできず、7月25日に2,163円で売り転換となり、上昇トレンド(C)を下に切りました。売られ過ぎを待つスタンスとなります。

7947 エフピコ 東証1部

 8月3日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+4.8%の159億円、経常利益+4.8%の165億円と3期連続の増収・増益の見通しで、5月10日時点の予想と変わらず。


 2014年10月21日の2,842円の安値から、短期の急角度の上昇トレンド(A)に。この中で2015年4月7日の4,730円、5月25日の4,750円と二点天井をつけて、8月6日の3,735円まで下落。ここを当面の底にして、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しました。


 この上昇トレンド(B)の中で、今年3月3日の4,890円、3月30日の4,940円と二点底をつけて急上昇し、6月6日の6,360円、8月7日の6,460円と上昇トレンド(B)を上に抜けました。


 しかし、8月3日の決算発表で目先の材料出尽くしとなり、8月17日の5,930円で売り転換となり、上昇トレンド(B)の下値斜線(抵抗ライン)を試す動きとなっています。

3863 日本製紙 東証1部

 8月3日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+26.2%の300億円、経常利益+11.1%の300億円と2期連続の増収・増益の見通しで、5月12日時点の予想と変わっていません。


 2013年8月22日の1,315円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2015年6月8日の2,249円、10月30日の2,260円の二点天井となって調整入り。2016年6月24日の1,733円で底打ちし、11月9日の1,794円を安値に短期の上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で今年6月29日に、2015年10月30日の2,260円の直近高値を抜いて、2年ぶりの高値更新となりました。

 ここを当面のピークにして、8月4日の2,128円で売り転換、さらに9月4日の2,081円で「ろく売」となっています。割安株であり業績からは大きく下げれば買い有利といえます。

1333 マルハニチロ 東証1部

 8月7日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は-8.8%の240億円、経常利益は-10.3%の250億円の減収・減益の見通し。5月8日時点の予想と変わらず、ほとんど織り込み済みの内容となっています。


 2015年10月2日の1,642円の安値から、急角度の短期上昇トレンド(A)となって2016年2月2日の2,345円まで上昇後、4月1日の2,026円まで押し目を入れ、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しました。
 

 この上昇トレンドの中で、今年3月21日に3,580円の高値をつけて調整入り。そして7月5日の2,905円まで下げましたが、上昇トレンド(B)の下値斜線にサポートされ、もみ合って8月31日に3,190円で買い転換となりました。上昇トレンド(B)の中で上値斜線、下値斜線へギリギリ接近して反落、反発という形になっています。

2768 双日 東証1部

 8月2日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+6.6%の550億円、経常利益は+19.1%の690億円の2期連続の増収・増益の見通し。5月1日時点の予想と変わらず、割安株となっています。

 2008年4月30日の428円を高値に本格下落となり、2009年2月25日の103円まで下げ、ここからの自律反発で6月15日に239円まで上昇後、ゆるやかな長期の下降トレンド(A)へ移行しました。

 この中で2012年11月13日の95円を底値にアベノミクス相場にサポートされて、上昇トレンド(B)へ転換しました。この上昇トレンド(B)の中で2015年2月2日の152円を安値に急騰となり、下降トレンド(A)を上放れし、5月28日に329円の高値をつけました。

 ここを当面のピークにして、買われ過ぎからの調整入りとなって短期の下降トレンド(C)へ転換。この中で2016年2月12日に192円の安値をつけ、上昇トレンド(B)の下値斜線にサポートされて反発しました。

 12月12日の304円、今年2月24日の301円と二点天井となって、4月17日の260円まで押し目を入れ、8月31日に295円で買い転換となっています。ここは304円を終値で突破できれば一段高となる形です。