本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは107.03円
↓下値メドは105.83円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
マーケットの疑問にパウエル議長がお答えします…。
今夜(8月23日)、ジャクソンホールの経済シンポジウムで行われるパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演することがマーケットの注目を集めています。
ジャクソンホールは米ワイオミング州に位置する全米有数の観光地。シンポジウムも、もともとは世界の中央銀行関係者を招いた夏休みのイベント的な色彩が強かったのでしょうが、2010年に当時FRB議長だったバーナンキ氏が、米国の量的緩和の実施を発表して世界の金融市場を驚愕させて以来、ジャクソンホールといえばFRBが重大な金融政策の変更を発表する場として注目集めています。
2年前には、前FRB議長のイエレン氏が「利上げ」を発表するかどうかで、またドラギECB(欧州中央銀行)総裁がECBの出口戦略(緩和政策の終了)を暗に認めたということで、マーケットはおおいに盛り上がりました。
今回パウエルFRB議長は「金融政策の課題」について講演を行います。2年前は、FRBやECB、またその他の主要中央銀行にとっての「金融政策の課題」といえば、政策の正常化(緩和政策の終了)だったのですが、それがあっという間に昔の話になって、今のマーケットの関心は「(追加)利下げ」に集まっています。
金利市場ではFRBの利下げを、今年2回、来年2回で計4回、25bp x 4 =100bpまですでに織り込んでいるようです。十分弱気ムードになっている市場参加者を、パウエルFRB議長の講演がさらに驚かせることは難しいかもしれません。「思ったほどハト派的ではなかった」という解釈になって買戻しが入るリスクもあります。
ジャクソンホールはカンザスシティー連銀の主催ですが、ホスト役のジョージ・カンザスシティー連銀総裁は「金利は均衡、据え置きを望む」と発言しています。またハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「利下げには消極的だった」と述べています。
ジャクソンホールの後は、G7(先進主要7カ国)サミットが行われます。来週から月末にかけての、ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円の上下のメドは? 「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
22日ドル/円のNY市場の終値は106.42円
22日ドル/円のNY市場の終値は106.42円。21日の終値に比べ0.19円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
今日の格言:
ディーラーは3日やれば止められない
=Once a dealer, always a dealer
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「唯一の問題はパウエルFRB議長とFRBだ」
トランプ大統領「パウエルFRB議長には期待しない。彼には失望だ」
トランプ大統領「米国の歴史上、最もドル高だ」
米国、メキシコ産トマトの輸入関税を撤廃
ユーロ:
フランス「合意なき離脱がメインシナリオ」
アイルランド国境問題「30日以内に代案を」メルケル首相が英国に要求
ドイツが景気刺激策を検討も、承認のハードルは高い
ミューラーECB専務理事「更なる刺激策が9月に決定される可能性」
中国人民元:
ファーウェイがアフリカでスパイ行為に加担か
中国政府、米国産大豆輸入拡大に消極的。米国への過剰依存は危険と判断
米政府、台湾へのF16戦闘機の売却承認
円:
GPIF水野氏「あらゆる資産クラスで、同時に損失を出す危険がある」
河野外務大臣、韓国人記者に「そのカメラ、キヤノン?」
南アランド:
南ア準備銀行総裁「南アフリカはIMFの援助を必要としていない」
その他:
アマゾン熱帯雨林が記録的ペースで焼失。ブラジル大統領が環境よりも開発を重視
インドネシア領パプアで暴動、刑務所放火で受刑者250人脱走
インド北部カシミール地方の緊張高まる。現地は外出禁止、ネット遮断で孤立
4作目「マトリックス」の制作が決定、キアヌ・リーブス主演
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今月後半のレンジ予想:100.24円から113.04円
ピボットは106.91円。
2019年の高値と安値の半値(50%)は108.20円。
第3レジスタンス:113.03円
第2レジスタンス:111.17円
第1レジスタンス:108.76円
ピボット:106.91円
第1サポート:104.50円
第2サポート:102.64円
第3サポート:100.24円
8月のこれまでの高値は109.31円、安値は105.05円。
高値と安値の半値(50%)は107.18円。
2019年の高値は112.40円(4月24日)、安値は104.01円(1月3日)。
高値と安値の半値(50%)は108.20円。
ユーロ/円:今月後半のレンジ予想:113.54円から123.13円
ピボットは118.72円。
2019年の高値と安値の半値(50%)は122.35円
第3レジスタンス:123.13円
第2レジスタンス:121.92円
第1レジスタンス:119.93円
ピボット:118.72円
第1サポート:116.74円
第2サポート:115.52円
第3サポート:113.54円
8月のこれまでの高値は120.71円、安値は117.51円。
高値と安値の半値(50%)は119.11円。
2019年の高値は127.50円(3月1日)、安値は117.20円(1月3日)。
高値と安値の半値(50%)は122.35円。
豪ドル/円:今月後半のレンジ予想:66.13円から78.50円
ピボットは72.55円。
今年の高値と安値の50%は75.72円
第3レジスタンス:78.50円
第2レジスタンス:76.68円
第1レジスタンス:74.38円
ピボット:72.55円
第1サポート:70.25円
第2サポート:68.43円
第3サポート:66.13円
8月のこれまでの高値は74.86円、安値は70.73円。
高値と安値の半値(50%)は72.79円。
2019年の高値は80.72円(4月17日)、安値は70.73円(8月7日)。
高値と安値の半値(50%)は75.72円。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
23日:パウエルFRB議長 発言、カナダ小売売上高、メキシコGDPなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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