本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.68円
↓下値メドは105.47円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
この円高を反転させるものは?
ドル/円は、今年2月から7月までの半年間は1カ月間の動き(高値と安値の差)が平均で2.30円程度しかなくてまったくおとなしかったのですが、今月に入ると急に目を覚ましたった6営業で約3.80円も円高に動いています。
この動きは「セーフヘブン(安全資産)としての円買い」といわれています。米中貿易戦争は、トランプ米大統領と習主席のメンツの問題に発展して全くゴールが見えない。
マーケットは米経済の先行きを急に悲観していて、来年3月までにあと3回の利下げを織り込み済み。9月はほぼ100%、場合によってはその前に緊急利下げという噂まででています。
では、今の円高の動きを反転させるきっかけは何か。まず、FRB(米連邦準備制度理事会)が、これ以上の利下げは必要ないと宣言するならば、マーケットは米経済の基本的強さを思い出し、ドルの安心感につながるでしょう。しかし、トランプ大統領に正面切って逆らえるのかどうか。
もうひとつは、トランプ大統領が、対中交渉に前向き、追加関税の発動延期を発表するなど一転して前向きなツイートをすることです。トランプ大統領の朝令暮改はよくあることです。一時的な急反発はあっても、また同じことの繰り返しになるのは分かっているので、本格反転は難しいかもしれません。
毎ヨミ!FXトップニュース(8月8日)
8日ドル/円のNY市場の終値は106.07円
7日の終値に比べ0.18円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
宝くじは愚者に課せられた税金である
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「強いドルとFRBの高金利はゾッとする」
エバンス・シカゴ連銀総裁「追加利下げが妥当」
FRB、8月緊急利下げも。 株安スピード加速なら
トランプ政権、ファーウェイからの政府調達を禁止
トランプ大統領の演説中に飛んできたハエが前髪にからまる
中国人民元:
人民元の基準値1ドル=7.0039元、2008年以来の元安水準。中国が元安を容認か
円:
AIで運用する投資信託、直近一年の成績は全てマイナスという悲惨な状況
リクナビ、就活生の「内定辞退率」情報を無断で販売
ユーロ:
猛暑でドイツのライン川で積荷制限。ドイツ経済に悪影響
フランス猛暑。過去最高45.9度 「命の危険」
ユンケル欧州委員長、ジョンソン英首相が要求した離脱協定案の修正を拒否
その他:
プレスリーの娘でマイケル・ジャクソンの元妻が暴露本を出版
アメリカで「人間は神が1万年前に造った」といまだ信じる人は5人に2人
天文学者の99%が「宇宙人いる」
主要指標終値
本日の注目通貨
今週の勝ち組通貨ペア:最も下げたのは南アランド/円
8月に入ってからもっと下落している通貨ペアは南アランド/円の▲6.78%。次がメキシコペソ/円の▲4.59%です。キャリートレード通貨として人気のあった高金利新興国通貨の下落が目立ちます。3位は予想を超える利下げを実施したNZドル/円の▲4.00%、豪ドル/円も▲3.53%下げています。こちらもキャリートレードの定番。ポジション整理が円高に一役買っているようです
一方、上昇した勝ち組通貨ペアは少なく、ユーロ/ドルの1.12%くらいでした。ユーロは対ドルだけではなく、NZドルや豪ドル、ポンド/ドルに対しても強くなっています。
全体として、現在のFXマーケットは「円高」、「ユーロ高」の動きといえます。しかしユーロはまたイタリアの政治問題が話題になりはじめて、積極的に買うことを控える動きもでてきそうです。いちばん「セーブヘブン」なのは、「円」という状態が続きそうです。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
9日:中国CPI、英国GDP、カナダ失業率 など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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