本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.63円
↓下値メドは107.48円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
え?利下げしないの
ECB(欧州中央銀行)は、この日(25日)の会合で、予想通り政策金利策を0.00%に据え置き。しかし、ECB声明では利下げを含めた緩和政策の方向を全面に打ち出したことで、ユーロ/ドルは1.1101ドルまで売られて2年2ヵ月ぶりの安値を更新。
ところが、記者会見を行ったドラギECB総裁は、欧州の経済リスクを認めながらも、「利下げについて本日は議論しなかった」と述べ、利下げの発表を心待ちにしていたマーケットを失望させました。
ドラギ総裁が緩和政策の「大胆さ」に欠けた理由はいくつか考えられますが、やはりECB内部で意見がまとまらなかったことが大きいのだと思います。経済がどの程度まで悪くなったら利下げするのか、ECB理事会メンバーの間に大きな見解の相違が存在しているようです。ドラギ総裁の会見でユーロ/ドルは反発。それに伴いユーロ/円も動きました。「今日の注目通貨」をご覧ください。
CBRT(トルコ中央銀行)はこの日、24.00%だった政策金利を425bp引き下げ、19.75%に決定しました。トルコリラ/円はいったん18円台後半まで下げましたが、その後反発しています。トルコ中銀の政策金利発表後の動きについては「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース(7月25日)
25日 ドル/円のNY市場の終値は108.63円
24日の終値に比べ0.44円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
だれも見ていないと思って踊れ だれも聞いていないと思って歌え 今日が最後だと思って生きろ – アイルランドの諺
= Dance as if no one's watching, sing as if no one's listening, and live everyday as if it were your last.
各国・各通貨トピックス
ドル:
北朝鮮、核ミサイル搭載可能の潜水艦を建造か
イラン最高指導者「いかなる状況においても米国と交渉するつもりはない」
トランプ大統領、サウジなどへの武器売却阻止する議会決議に拒否権発動
トランプ大統領が辞めたあと追訴される可能性「ある」=マラー元特別検察官
NY金先物:
6年ぶり高値に接近中。FRB(米連邦準備制度理事会)利下げ期待で上昇
ユーロ:
ECB(欧州中央銀行)、政策金利を0.00%に据え置き
ECB声明「必要ならば長期に渡って金利は現行かさらに低い水準と予想」
ドラギ総裁「利下げについて本日は議論しなかった」
トルコリラ:
トルコ中銀、政策金利を24.00%から19.75%に引き下げ 予想21.50%
円:
韓国「ホワイト国」除外、9割賛成
その他:
ビートルズ最初の契約書が競売に
ふ化する前の鳥の卵がコミュニケーションを取っていることが判明
オゾン層破壊のため製造禁止されているフロン 中国で大量放出か
主要指標終値
本日の注目通貨
ユーロ/円:安値更新、しかしその後121円に戻して一服
ECB会合直後のユーロ/円は120.05円まで下落して1月のフラッシュクラッシュ以来の安値を更新。
しかし、ドラギ総裁の会見を受けて121.37円まで急反発しました。
ドラギ総裁の「利下げは議論しなかった」は、利下げは必要ないということではありません。またイタリアの政治問題や対米貿易摩擦など、域内経済のほかにも問題を抱えるユーロは、積極的に買えない事情があります。
トルコリラ/円:利下げでリラ買い?
トルコ中央銀行はこの日、政策金利を425bp引き下げ19.75%に決定。しかし、トルコリラ/円は上昇とまではいかないまでも、安定しています。
マーケットは利下げのレンジを200bpから500bpと予想していました。今回の利下げ幅は、トルコリラを売るほど大きくなく(かといって買うほど狭くない)ため、結果としてマーケットが大きく崩れることなく、現状レベルで安定しています。
利下げ幅を大きくして、マーケットを刺激したくないという中央銀行の思惑もあったようです。とはいえ、想定レンジの上限近くの切り下げ幅であることを考えると、トルコ中央銀行が信頼を回復したとはいえません。
ドル/円:フラッシュクラッシュ以来の安値
上昇。何度かはね返されていた108.50円をようやく抜け、108.76円まで上昇。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
26日:米4-6月期GDP(国内総生産) 速報値 など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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