本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.23円
↓下値メドは107.08円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
でも、動かないのはなぜ?
FOMC(米連邦公開市場委員会)後のマーケットの反応は限定的。ドル/円は一時107.90円まで急落したもののすぐに108円に戻しています。ドル/円に限らず、NY株式市場のダウ平均株価も38.46ドル高にとどまり、おとなしいものでした。
FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策が利上げから「利下げ」への大転換は、世界の金融市場にとって重要な出来事。しかし、世界的な経済低成長とドルのポジティブキャリーの環境においては、FRBの政策変更も米中貿易摩擦でさえもドル高の流れを変えることができないということです。
作戦勝ちだったのはドラギECB(欧州中央銀行)総裁だったかもしれません。パウエルFRB議長に先んじて、ECBの緩和方針を発表したことで、ユーロ高/ドル安に動くのを防ぐことができました。
なお、FOMCはこの日の会合で政策金利であるFFレート誘導目標を2.25~2.50%に据え置き。パウエルFRB議長は年内に0.5%ポイントの利下げを実施することを示唆しました。
FOMC後の動きはやや期待外れでした。次の大イベントは月末の大阪G20。トランプ政権と中国政府が貿易協議を再開するとのニュースが伝わっています。パウエル議長は「今後の政策は経済データ次第」であることも強調しています。米中貿易協議が良い方向に向かうなら、FOMCが「利下げ」する必要がなくなるかもしれません。
毎ヨミ!FXトップニュース(6月19日)
19日ドル/円のNY市場の終値は108.10円
18日の終値に比べ0.33円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
FOMC「FFレート誘導目標を2.25~2.50%に据え置き」
FOMC「景気見通しの不確実性が増した」
FOMC「約半数のメンバー8名が年内の利下げが適切と予想」
Facebookが仮想通貨「リブラ」を実装計画。将来的にスマホの標準アプリに
「ファーウェイ特許は侵害してもOK」法案、米国で提出
円:
金融庁「老後に3,000万円必要」
92億円赤字の農水省系ファンド、投資に失敗でも役員報酬は満額
中国人民元:
ファーウェイ製スマホのロック画面に広告が強制表示。世界中で発生
ファーウェイ、スマホ海外販売4割減
中国商務省「米中通商協議、進展するかは米国の姿勢次第」
ポンド:
英保守党党首選の第2回投票、ボリス・ジョンソン前外相が126票で1位
ジョンソン氏「10月31日にEU(欧州連合)を離脱すべき」
豪ドル:
RBAの7月利下げ確率が60%以上に上昇
トルコリラ:
トランプ大統領がトルコに経済制裁検討。ロシア製のミサイル購入で
イスタンブール市長選、どちらが勝っても僅差ならトルコリラが不安定に
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:一時107円台に急落
ドル/円は東京時間につけた108.62円が高値で、FOMC後は107.90円まで急落。6月7日の安値(107.88円)に迫ったのですが、力足りず108円台へ戻されました。終値は108.10円。
ユーロ/円:小動き
ユーロ/円は、欧州時間に121.17円まで下落、FOMC後はユーロ/ドルにツレて121.65円まで上昇。
豪ドル/円:レンジ
豪ドル/円は東京時間にドル/円と共に74.77円まで上昇。FOMC後に売られましたが安値は74.31円までと、73円台は回避しました。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
20日:日銀会合、黒田総裁発言、BOE(英国中央銀行)政策金利、カーニーBOE総裁発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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