本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.35円
↓下値メドは107.34円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
目線を少し上に
5日(水曜)のドル/円はNY市場で108.48円まで上昇。最近のレンジを上に抜けるほどのパワーはありませんでしたが107.80円から108円にかけての買いも強い。で、どっちなの? と聞かれたら、対メキシコ関税回避や米中貿易交渉再開の期待で、今日と明日のドル/円は上方向に目線を向けたいです。ターゲットは108.50円。そこから先に進めるかどうかは、金曜日の米5月雇用統計の結果次第でしょう。
今日のハイライトECB(欧州中央銀行)会合です。ドラギ総裁はさらに弱気姿勢を強めると思われますが、それにもかかわらずユーロ高の期待は高まっています。
毎ヨミ!FXトップニュース(6月6日)
5日のドル/円のNY市場の終値は108.45円
4日の終値に比べ0.31円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
ナバロ米大統領補佐官「対メキシコ関税発動は必要ないだろう」
グラスリー米上院財政委員長「米国はメキシコに関税を課さない見通し」
5月ADP全米雇用報告 +2.7万人(前回発表値 +27.5万人)
ラガルドIMF専務理事「米中の緊張の高まりは世界経済にリスク」
ユーロ:
イタリアの財政規律違反に対してEU(欧州連合)が制裁手続きを開始
ゴーン被告の不正支出13億円 = ルノー声明
マクロン大統領の支持率40%まで上昇
その他:
アフリカ豚コレラが北朝鮮全土に拡大か。豚の致死率ほぼ100%
北朝鮮の国営牧場、豚コレラ感染ブタをソーセージ工場に安価で売却
3万年前のライオン、シベリアの永久凍土から発見
アマゾンがファーウェイのスマホの販売再開
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:メキシコ関税回避の期待と雇用統計悪化の不安
5日(水曜)のドル/円は、悪いニュースと良いニュースの両方が出ました。悪いニュースは、ADP雇用統計が、予想の+18万人に対してたった+2.7万人という冴えない結果だったこと。特に製造業の減少が大きく、米中貿易摩擦の影響が雇用に影を落としていることを示しました。明日(7日)には米労働省が5月雇用統計を発表しますが、こちらも予想に届かない可能性が高そうです。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は「景気拡大の維持のため適切に行動する」と発言しているだけに、指標の悪化はFRBの利下げ確率を高めます。
良いニュースは、米通商担当のナバロ米大統領補佐官が「メキシコに対する関税発動は必要ない」との見解を示したこと。米上院財政委員会のグラスリー委員長も「メキシコと関税について6日に合意する見通し」と述べました。ADP雇用統計の結果を受けて107.81円まで安値を更新したドル/円ですが、関税回避期待で108.42円まで反発しました。
また、ムニューシン財務長官が今週末に福岡で開かれるG20会議で中国人民銀行の易総裁と会談すると発表があったことも、米中貿易協議の進展を期待させる良いニュースでした。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
6日:ECB会合、ドラギECB総裁、カーニーBOE(英国中央銀行)総裁、黒田日銀総裁 発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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