7905 大建工業 東証1部

 5月10日発表の2020年3月期本決算予想は、2019年3月期比で営業利益+81.4%の104億円、経常利益+62.3%の111億円の大幅な増収、増益の見通しです。

 2017年4月17日の 1,950 円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、11月6日の 3,135 円をピークに、2018年1月23日の 3,045 円を二番天井とする下降トレンド(B)へ転換しました。

 この下降トレンド(B)の中で、2月13日の 2,324 円まで下げて、短期の上昇トレンド(C)へ移行するものの、5月11日の 2,844 円が戻り高値となって下降トレンド(D)へ転換。

 この下降トレンド(D)の中で、12月25日の 1,747円で底打ちとなり、もみ合って2019年1月28日の 1,846 円を二番底に反発。3月26日に 2,292 円まで上昇後、一服し5月9日の 1,948 円まで下落しました。その後、5月13日に 2,108 円で買い転換となって、ここから反発に転じています。

8014 蝶理 東証1部

 4月23日発表の2020年3月期本決算予想は、2019年3月期比で営業利益+3.1%の83億円、経常利益+3.9%の90億円の4期連続の増収、増益の見通しです。

 2016年6月24日の 1,210 円を安値に上昇トレンド(A)を形成。この中で2017年5月9日の 2,110 円まで上昇後 1,813~ 2,110 円のボックス相場(B)へ移行しました。

 このボックス相場の中で2018年10月3日にザラ場で 2,147 円とボックスを上回った後、すぐに急角度の下降トレンド(C)へ転換。ボックス(B)を下に抜け、2019年2月8日の 1,475 円で底打ちとなりました。

 ここからの反発で4月5日の 1,702 円、4月23日の 1,735 円と二点天井をつけて5月14日の 1,487 円まで下落。二点底をつけた後、5月24日に 1,549 円で買い転換となっています。

5930 文化シヤッター 東証1部

 5月15日発表の2020年3月期本決算予想は、2019年3月期比で営業利益+2.0%の100億円、経常利益+1.8%の110億円の2期連続の増収、増益の見通しです。

 2012年10月30日の322円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇を回復。2013年5月29日に745円の高値をつけた後、8月30日の448円まで下げ、三角もちあい(A)を形成。その後、煮詰まって上放れとなり、2015年4月14日の 1,180 円まで上昇しました。

 ここをピークに下降トレンド(B)を形成し、この中で2016年8月17日の670円まで下落。ここから上昇トレンド(C)へ転換し、下降トレンド(B)を上に抜きました。

 この上昇トレンド(C)の中で2017年11月30日の 1,166 円、2018年5月15日の 1,200 円と二山形成(二点天井)後、急落トレンド(D)となって12月25日の643円で底打ちし、反転となっています。

3302 帝国繊維 東証1部

 5月13日発表の2019年12月期本決算予想は、2018年12月期比で営業利益+0.6%の45億円、経常利益+0.1%の50億円とほぼ前年と変わりませんでした。

 2015年9月4日の 1,198 円、2016年2月12日の 1,092 円、6月24日の 1,165 円と三点底(逆三尊天井)にして反発に転じ、2018年の1月22日の 2,682 円まで上昇。

 ここから3月9日の 1,841 円まで押し目を入れ、短期の上昇トレンド(A)を形成し、この中で10月3日の 3,110 円の高値をつけました。

 ここをピークに12月26日の 1,931 円まで下落後、2019年3月27日の 2,892 円まで上昇。ここを戻り高値に、下落へ転じています。4月18日に 2,515 円で1回目の売り転換となり、5月27日に 2,281 円で「ろく売」という追加の売り法則が出ており、さらに下げる可能性があります。

 チャートを見ると、2018年3月9日の 1,841 円を安値とし、10月3日の 3,110 円を高値とする三角もちあいの中の動きとなっており、 2,000 円前後が三角もちあいの下限近辺となるところです。

7976 三菱鉛筆 東証1部

 4月25日発表の2019年12月期本決算予想は、2018年12月期比で営業利益▲4.8%の85億円、経常利益▲3.0%の90億円と2期連続の減収、減益の見通しとなっています。

 2016年3月8日の 2,020 円(分割前 4,040 円)の安値からの上昇トレンド(A)の中で、2017年5月16日に 3,420 円(分割前 6,840 円)の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。

 この下降トレンド(B)の中で、2018年10月16日の 1,759 円で底打ちとなって反発。下降トレンド(B)を上に抜けて、上昇トレンド(C)へと移行しました。

 この中で2月18日の 2,387 円、2019年4月26日の 2,299 円と二点天井となって、5月8日に 2,151 円で売り転換となって上昇トレンド(C)を下に切り、5月27日には 1,992 円で「ろく売」という追加の売り法則が出ています。