本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.00円
↓下値メドは108.74円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ドル/円が109円キープかはクロス円しだい
クロス円が下げています。ユーロ/円は1月3日のフラッシュ・クラッシュ以来の安値をつけました。豪ドル/円も同水準に張り付いています。日足チャートではポンド/円の下落トレンドが見てとれます。
ユーロ(イタリア財政問題)、豪ドル(利下げ)、ポンド(合意なき離脱)とそれぞれが深刻な問題を抱えていて「安全資産」としての円が選好されています。円に問題がないかといえばそうではなく、日米貿易交渉において「為替条項」が議題になる可能性があります。これは円高リスク。クロス円主導で始まる円高が加速することもありえます。
毎ヨミ!FXトップニュース(5月28日)
28日ドル/円のNY市場の終値は109.34円
27日の終値に比べ0.19円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
ドル:
日米首脳の「絆」にひび。北朝鮮巡るトランプ不規則発言で = 米紙報道
トランプ米大統領、中東に米兵1,500人を増派。イランを威嚇
数年以内にイランとの開戦、アメリカ国民の約半数が予想 = 世論調査
円:
厚生年金加入、70歳以上も義務化へ。厚労省が検討
日本の人口、出生率上がらなければ毎年90万人減
ユーロ:
イタリアに40億ユーロの罰金も。EU(欧州連合)財政規律違反で
プラートECB(欧州中央銀行)主席エコノミストが「アメリカ第一主義」を批判
豪ドル:
豪の政策金利、年末までに1%を下回る可能性
南アランド:
南ア準備銀行「20年第1四半期に25bp「利下げ」の可能性」
南ア準備銀行「南ア経済は米中貿易戦争の影響を受けやすい」
その他:
パリのノートルダム寺院再建に「屋上にプール」案
米国で「人間の肥料化」が合法化
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:為替条項が気になる
日米通商協議は8月まで持ち越されることになりました。トランプ大統領はすでに決着、あとは発表するだけと言っていますが、日本側は交渉はこれから本格化すると述べていて、かなりの隔たりがあります。もっとも米中貿易交渉でも同じ事が起きていました。トランプ大統領が「早く条件を呑め」と圧力をかけているのでしょう。
最大の問題は「為替条項」発動の可能性です。浅川財務官は「為替と日本の輸出の間にほとんど関連性はない」と発言しています。円安と日米貿易不均衡とは無関係といいたいのでしょうが、、アベノミクスのもとで日銀は異次元の低金利政策を続け、その結果円安になり輸出の業績が伸びたのは事実です。今更そんなことをいっても相手は納得しません。麻生財務大臣は、「為替条項などの話が出たことはない」と言っていますが、どうでしょうか…
天皇陛下に謁見して、大相撲をソファで観て、高級和牛ステーキ食べて、お礼かと思ったら、トランプ大統領が一言、「日本の貿易は信じられないくらい不均衡」。あげくに為替条項となったら、安倍首相の支持率も危うくなるでしょう。
クロス円:今週の予想レンジは134.47円から144.15円
ユーロ/円はこの日(28日)、121.99円まで売られて1月3日以来の安値をつけました。欧州議会選挙では、英国はブレグジット推進派が圧勝、イタリアとフランスでは極右政党が議席を伸ばしました。親ユーロ派の過半数は変わりませんが、英保守党やドイツのメルケル首相の党が惨敗していることは気になります。イタリアの財政問題も今後の懸念です。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
29日:カナダ政策金利、ドイツ失業率、スウェーデンGDP(国内総生産)など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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