日米の投資目的

「あなたの投資の目的はなんですか?」 投資をしている人も、これから投資をしようとしている人も、返答に詰まった人が多いと思います。実はあまり考えてこなかった人も多いのではないでしょうか。

日本と米国の「投資目的」についてご紹介します。投資信託について調査を行っている投資信託協会(日本)とThe Investment Company Institute(米国)のアンケート結果からこの二国で大きな違いがあることが明らかとなりました。

あなたは何のために投資を行いますか? ※複数回答可

出所:投資信託に関するアンケート調査報告書-2014年(平成26年) 調査結果の詳細1(投資信託保有状況/購入状況/保有未経験者の状況)より
出所:Profile of Mutual Fund Shareholders, 2018

 米国では明確に「退職のため」と回答する投資家がほとんどですが、日本では「特に目的はない」と回答した投資家が最も多い結果となりました。
では、米国は投資家教育が進み、金融リテラシーが高いのでしょうか。

 決してそのようなことはありません。金融庁が2016年に行った金融リテラシー調査によると、調査テストの正答率は日本人46%、アメリカ人56%と10%程度しか違いがないことが分かります。

出所:金融広報中央委員会、金融リテラシー調査

日本人の投資の目的は…?

 なぜ金融リテラシーに大きな違いがないにもかかわらず、日本人に投資の目的について聞くと「特にない」とぼんやりとした回答になるのでしょうか。これは、投資に際して相談するアドバイザーがいるか、いないかが関係している可能性があります。

 米国では投資をするとき、アドバイザーに相談することが文化として定着しており、アドバイザーはお客様へ投資提案を行う際、必ず「投資目的の設定」を行います。目的を持ち計画的に運用することは、投資が成功する上で最も重要だと考えているのです。

 一方、日本ではそもそも投資のコンサルティングというものが普及しておらず、また金 融機関のコンサルティングに「投資目的の設定」が入っていないことが多いので、投資金額も投資商品も「なんとなく」決めているという状況です。

 投資に「目的」があることが絶対によいとは限りませんが、目的があれば、途中でやめてしまったり、ムリな方向転換は避けることができます。

 お客様のそばにいるアドバイザーによって、投資が「ギャンブル」になるのか「資産形成」になるのか、全く異なる結果をもたらします。

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