本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは111.41円
↓下値メドは109.45円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
豪ドル下げ過ぎ?
いや、まだ安心できないぞ
RBA(豪準備銀行)総裁は次回の政策会合で「利下げ」を検討することを発表。6月利下げはほぼ確実となりました。RBAは8月にも利下げする可能性があるとマーケットでは考えていて、豪の政策金利が来年には1.00%を下回る可能性もでています。豪ドルが「高金利通貨」というタイトルを返上する日は近いようです。
ドル/円は110.35円の攻略に成功して110.67円まで上昇。
本日はFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されます。FRB(米連邦準備制度理事会)の基本姿勢は、「インフレ期待を引き上げるために「忍耐強い」政策を当面継続するが、利上げをあきらめたわけではない」というもの。ただ、FOMC議事録が描いている米経済は、「もし米中貿易戦争がなかったら」という前提に立っていると思って読んだほうがいいでしょう。
毎ヨミ!FXトップニュース(5月21日)
21日ドル/円のNY市場の終値は110.48円
20日の終値に比べ0.43円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
米商務省、ファーウェイのソフトウエア更新に3ヵ月間の猶予期間
ブレイナード理事「利下げも利上げも必要ない。米経済はまだ拡大する」
消費者態度指数が15年来の高水準。インフレ期待も上昇
NY株式市場:
米電気自動車メーカーのテスラ株、最悪なら10ドルに。米アナリスト予想
円:
バーガーキングが国内99店舗のうち、22店舗を5月中に閉店
NHK受信料、カーナビも義務へ
NHKが受信料裁判で敗訴、都内のビジネスホテル相手に。東京地裁
さいたまの荒川水系、一時氾濫危険水位超える
飲食店の53%が値上げ計画。 日経新聞
仮想通貨:
暗号通貨(仮想通貨)は通貨ではない。今後の呼称は「暗号資産」に
ポンド:
ポンド急上昇。メイ首相が2回目の国民投票実施を英議会に提案
ポンドすぐに反落。メイ首相の提案に離脱強硬派が大反対
その他:
米中貿易摩擦でベトナムに投資家が殺到。4月新規投資81%増
ナポレオンが妻に宛てたラブレター、6,400万円で落札
主要指標終値
本日の注目通貨
豪ドル/円:豪ドルはもはや高金利ではない
豪ドルは東京時間に急落。豪ドル/ドルはNY時間には0.6866ドルまで下値を伸ばしました。豪ドル/円は75.62円まで下げましたが、その後76円台を回復しています。
ロウRBA総裁は、21日のスピーチで、6月の政策会合で「利下げを検討する」ことを表明しました。RBAは今月5月の会合では政策金利を据え置きましたが、議事録によると3月時点から利下げは続けていたようです。今回のRBA総裁の発言は、「利下げする」ことを正式に認めたことになります。豪4月雇用統計に弱さが見え始めたことが理由。
マーケットは、8月あるいは11月にに利下げ第2弾を実施するだろうというのがマーケットの予想です。
豪の政策金利は現在1.5%。25ポイントずつ2回利下げするとしたら、年末には1.00%になってしまいます。場合によっては1.00%割れということもありえます。
ドル/円:FOMC議事録が上昇の弾みになるか?
5月の会合でFOMCは強気と弱気が入り混じる内容でした。政策金利は予想通り据え置かれましたが、IOER(超過準備預金金利)の利率を引き下げたことが「ハト派的(弱気)」とみなされました。ところが、その後の記者会見でパウエルFRB議長がIOER引き下げは緩和政策とは関係ないと述べ、インフレの低迷は一過性な現象と「タカ派的(強気)」な見解を示しました。全体とすると、一体FOMCはどっち寄りなの?ということで今夜のFOMC議事録が重要になるのです。
先週発表された消費者態度指数は15年ぶりの高水準となり、米消費者のセンチメントが大きく上向いていることを示しました。さらにはインフレ期待も上昇。これこそパウエルFRB議長が待っていたもの。忍耐強い政策の効果がようやく現れたのです。利上げはともかく利下げの可能性は後退しました。
しかし、米中貿易摩擦がこれだけエスカレートすることは計算に入っていないことを注意しておくべきでしょう。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
22日:FOMC議事録、ドラギ総裁発言、英CPI(消費者物価指数)、カナダ小売売上高など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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