6506 安川電機 東証1部

 4月11日発表の2020年2月期本決算予想は、2019年2月期比で営業利益▲6.6%の465億円、経常利益▲5.6%の480億円の2期連続の減収、減益の見通しです。

 2016年7月6日の1,198円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年4月21日の1,983円を安値に急騰し、2018年1月18日に6,120円の高値をつけました。

 ここをピークに2月14日の4,635円まで下落し、3月16日の5,260円まで自律反発後、下降トレンド(B)へ転換。

 この下降トレンド(B)の中で2019年1月4日に2,426円で底打ちとなって上昇トレンド(C)へ転換。下降トレンド(B)を上に抜けて3月4日の3,435円まで上昇。3月8日の3,015円まで押し目を入れて急上昇し、4月22日に4,365円の戻り高値をつけました。
ここをピークに5月7日に3,835円で売り転換となり、5月13日に3,655円に追加の「ろく売」法則が出ています。

6489 前澤工業 東証1部

 4月12日発表の2019年5月期本決算予想は、2018年5月期比で営業利益+9.3%の11.70億円、経常利益+2.0%の12億円の2期連続の増収、増益の見通しです。同社の業容は機械:環境、バルブ、メンテナンスです。

 2012年10月15日の164円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、大きな上下動を作り、2015年7月1日に550円の高値をつけました。

 中期的なチャートの動きを見ると164円を安値に、550円を高値とする三角もち合い(A)の中の動きに。

 この三角もち合い(A)の中で2016年6月27日の239円を安値に上昇トレンド(B)を形成し、2018年5月23日の516円まで上昇して反落。12月25日の305円の安値をつけて、2019年1月15日の366円まで反発しもみ合っています。

 今のところ3月11日の336円以上でもみ合っていますが、米中貿易戦争の激化によってここを切ると、12月25日の305円に対する二番底の動きが出てきます。

8095 イワキ 東証1部

 4月12日発表の2019年11月期本決算予想は、2018年11月期比で営業利益+8.2%の20億円、経常利益+0%の20億円と4期連続の増収予想です。同社の業容は卸売業:医薬、化学品、食品です。

 2016年6月24日の175円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2017年10月12日の569円、2018年1月11日の555円と二点天井をつけて反落。

 上昇トレンド(A)を切って2月14日の376円、7月5日の389円と二点底をつけて大幅上昇し、10月3日に644円の高値をつけました。

 ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で12月25日の386円まで下落してもみ合いとなり、2019年3月11日の379円を安値に反発。下降トレンド(B)を上に抜けて、4月15日の486円まで上昇して押し目を形成しているところです。

6920 レーザーテック 東証1部

 4月26日発表の2019年6月期本決算予想は、2018年6月期比で営業利益+14.3%の65億円、経常利益+13.9%の65億円の3期連続の増収、増益の見通しです。

 2016年11月9日の875円(分割前1,750円)を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年7月5日の1,457円を安値に急角度の上昇トレンド(B)へ移行。2018年3月12日の4,715円の高値をつけました。

 ここから下降トレンド(C)へ転換し、この中で7月5日の2,813円、10月29日の2,603円、12月25日の2,530円と順下げの三点底をつけて急反発。その後、2019年2月13日の4,460円まで上昇して、2月28日の3,895円まで押し目を入れ、ここから再上昇。4月9日の5,270円、4月25日の5,160円と二点天井をつけて下落となっています。

 日経平均は目先反発したものの、この銘柄は底を打った形ではないため、もみ合った後、再下落の可能性があります。今は新規の買いは控えて、下げてくるのを待つスタンスがよいでしょう。

7971 東リ 東証1部

 5月8日発表の2020年3月期本決算予想は、2019年3月期比で営業利益+10.5%の22億円、経常利益+7.0%の24億円の増収、増益の見通しです。

 1株当たり利益26円、3円増配の13円配当で、業績面から見ると下値不安は限定的で安いところを買って相場環境が好転するのを待つスタンスとなります。

 2012年10月30日の150円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、上昇トレンド(A)を形成。

 この中で2018年1月5日の471円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しています。

 この中で2018年9月26日の380円からの下落では、下方修正を受けて大幅下落。12月25日の231円まで下げ、ここからの反発の中で3月26日の283円まで上昇し、もみ合った後、4月10日に266円で売り転換のシグナルが出て、その後、5月8日の決算発表で2020年3月期は増収、増益の見通しです。

 相場環境がよくないので反応していませんが、安いところを買って、相場が好転するのを待つことになります。