本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.56円
↓下値メドは108.13円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
楽観的に構えていた投資家も、ダウ下落を見て警戒感を強める
週明け月曜日のドル/円は急落。高値は東京時間の109.83円。110円台に戻せないまま、NY時間になって2月1日以来の安値となる109.01円まで下落しました。中国が米国からの輸入品600億ドルに対して関税を25%に引き上げると発表したことがきっかけ。
中国側の関税発動は6月1日から。米国の3,250億ドルの中国製品に対する追加関税は未決定。中国の輸出製品が米国に到着するまでに関税引き上げが撤回されるだろうと楽観的に構えていた投資家も、ダウ平均株価が一時710ドル超も下落したのを見て警戒感を強めています。
ドル/円もそうですが、クロス円も下げがきつくなっています。世界景気動向に敏感で、中国との貿易関係も深い豪ドル/円は75円台へ沈みました。ピボットによる今週のレンジ予想は「今日の注目通貨」でご確認ください
毎ヨミ!FXトップニュース(5月13日)
13日 ドル/円のNY市場の終値は109.31円
10日の終値に比べ0.67円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「3,250億ドルの追加関税についてはまだ決まっていない」
トランプ大統領「習国家主席とG20で会うつもり」
ムニューシン米財務長官「訪中の時期は今調整中」
中国が、保有する米国債の売却について協議しているとの噂
ウーバーとリフトのドライバー、世界中でストライキ。待遇改善求める
NY株式市場:
ダウ平均株価、3カ月ぶりの安値。中国向け売上げ比率の高い銘柄中心に売られる
カナダドル:
4月の新規雇用者数は+10.65万、市場予想の+1万人を大幅に上回る
NY原油先物:
ホルムズ海峡周辺でサウジ石油タンカー2隻が襲撃。イランは関与否定
円:
スルガ銀、新生銀と包括提携へ
その他
93歳のマハティール・マレーシア首相、「少なくともあと1年首相を続ける」
米中貿易戦争で投資家はベトナムに。新規投資が80%以上増える
主要指標終値
本日の注目通貨
豪ドル/円:今週の予想レンジは74.49円から79.59円
RBA(豪準備銀行)は7日、マーケットの予想を裏切り政策金利を据え置きました。しかし、マーケットからはRBAの経済見通しは「甘すぎる」との批判も多く、利下げしなかったにもかかわらず豪ドルは売られています。RBAの頼りは豪労働市場の強さ。16日(木曜日)に4月失業率が発表されますが、結果が良くなければ、「6月利下げ」観測が急速に強まります。米中貿易戦争に利下げで豪ドル売りが強まっています。
第3レジスタンス:79.59円
第2レジスタンス:78.82円
第1レジスタンス:77.89円
ウィークリー・ピボット:77.11円
第1サポート:76.19円
第2サポート:75.41円
第3サポート:74.49円
5月のこれまでの高値は78.71円、安値は76.34円。
高値と安値の半値(50%)は77.52円。
先週の終値はその前の週に比べ1.08円の豪ドル安/円高。
先週の値幅は1.70円。
1日の平均値動きは0.63円。
2019年のこれまでの高値は80.72円、安値は71.26円。
高値と安値の半値(50%)は75.99円。
ポンド/円:今週の予想レンジは137.73円から148.95円
5月2日に実施された英国の統一地方選では、メイ首相の与党保守党と最大野党の労働党が共に惨敗。一方でEU(欧州連合)残留を主張する少数党が票を伸ばしました。保守党内ではメイ首相に対する辞任要求が強まっています。後任の党首候補は「ハード・ブレグジット派」ばかり。EUとの離脱交渉は今後いっそう難航することが容易に想像でき、ポンドの上値を抑えています。
第3レジスタンス:148.95円
第2レジスタンス:147.45円
第1レジスタンス:145.21円
ウィークリー・ピボット:143.71円
第1サポート:141.47円
第2サポート:139.97円
第3サポート:137.73円
5月のこれまでの高値は146.48円、安値は142.22円。
高値と安値の半値(50%)は144.35円。
先週の終値はその前の週に比べ3.42円のポンド安/円高。
先週の値幅は3.74円。
1日の平均値動きは1.05円。
2019年のこれまでの高値は148.88円、安値は130.38円。
高値と安値の半値(50%)は139.63円。
トルコリラ/円:今週の予想レンジは16.67円から19.77円
トルコリラの問題は国内政治の混乱で経済改革が遅れそうなこと。イスタンブール市長選のやり直しを6月23日に実施することが決まりました。同市長選は野党が僅差で勝利したのですが、エルドアン大統領の与党AKPが強硬に異議を申し立てていました。与党が必ず勝つように不正工作をする可能性もあり、マーケットには独裁政治への嫌悪感が高まっています。与党AKPと連合を組む右派政党が、エルドアン大統領に再選挙か協力関係解消かを迫ったことが背景ともわれています。いずれにしても政治的混乱によって、トルコの経済改革はさらに遅れることになるでしょう。
第3レジスタンス:19.77円
第2レジスタンス:19.14円
第1レジスタンス:18.74円
ウィークリー・ピボット:18.11円
第1サポート:17.70円
第2サポート:17.07円
第3サポート:16.67円
5月のこれまでの高値は18.66円、安値は17.48円。
高値と安値の半値(50%)は18.07円。
先週の終値はその前の週に比べ0.25円のトルコリラ安/円高。
先週の値幅は1.04円。
1日の平均値動きは0.34円。
2019年のこれまでの高値は21.15円、安値は17.48円。
高値と安値の半値(50%)は19.31円。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
14日:ドイツCPI(消費者物価指数)、英失業率、スウェーデンCPI、ドイツZEWなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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