1985(昭和60)年5月17日

男女雇用機会均等法が成立

 

 1985年5月17日、男女雇用機会均等法が成立しました。

 同法は、職場における男女の差別を禁止し、募集、採用、昇給、昇進、教育訓練、定年、退職、解雇など、多くの面で男女とも平等に扱うことを定めた法律です。

 1985年制定、翌86年より施行され、「保母」が「保育士」に、「看護婦」が「看護師」に「スチュワーデス」が「客室乗務員」などと呼称も変更されました。

 当時、女性は就職しても数年で辞めていくのが慣例で、男女は平等には扱われていませんでした。

 多くの企業は男女を分けて賃金管理や労務管理をしており、女性は補助労働者として扱われていたのです。

 しかし男性と対等な労働力として扱わなければならないとしたら、人件費などの面から考え、大きなコスト増になると考え、多くの経営者は法制化に強く反対したと言われています。

 

1985 年5月17日の日経平均株価終値は

12,419円99銭

ライター FIX JAPAN 前沢ともあき