(提供元:大和投資信託)
※この記事は2018年1月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。

 ここは、ベイエリアにある大型展示場。
 イーナちゃんは、大学時代の留学生友達で車好きのセブンテちゃんとモーターショーに来ていました。

イーナ: すごいね、モーターショーてこんなに混んでるんだ!

セブンテ: ハワイでも展示会はやってるんだけど、日本はこんなに大きいショーでうらやましいよ!あっ、わたしはこのクルマ好き!

イーナ: かっこいいね!セブンテちゃんすごい似合うと思う♪

セブンテ: でしょ!オープンカーは気持ちいいよね♪

イーナ: ん、、あれ?

セブンテ: どうしたの?

イーナ: あの人、知ってる人かも、もしかして、、十七郎さん!!

十七郎: これは、驚きましたね、イーナさんは自動車が好きだったんですね?

イーナ: クルマはあまりよくわからないんですけど、友達がモーターショーに行きたいって言うんで、ちょっと行ってみようかぁって。彼女、大学時代の友達でセブンテちゃんです、出身はハワイなんですよ♪

セブンテ: どうも、こんにちは!

十七郎: なんとハワイですか!?これは素晴らしい!昔ゴルフで行きましたよ、あの17番ホールからの眺めは最高でしたね!

イーナ: (あ、久しぶりにゴルフのテンション(笑))今日は十七郎さん、またコンサルタントですか?

十七郎: まぁそんなところですね、自動車はやはりウォッチしないといけない業界ですから。では…、

イーナ: 自動車セクターですか?!

十七郎: もうばれてますね(笑)

セブンテ: ?イーナ、何のこと?

イーナ: 十七郎さんは資産運用の相談に乗ってくれるコンサルタントさんで、最近は日本株の業種について教わってるんだよ♪

セブンテ: 資産運用!わたしも実はちょっとやってます♪

十七郎: それはうれしいですね。では「自動車・輸送機」セクターについてですが、このセクターは時価総額の9割以上を「自動車」で占めていますので、「自動車」についてお話しましょうか。いきなりですが、お2人は今日のモーターショーに来てどんな印象を受けましたか?

イーナ: 印象?うーん…、すごい人だかりだから自動車業界は盛り上がっているのかなって感じがします!

セブンテ: わたしは、かっこいいクルマがたくさんあって楽しいな♪

十七郎: いいですね、そういう感情はとても大切ですよ。お2人のような消費者を惹きつける魅力ある商品を投入することで、自動車販売が拡大すれば当然、業績・株価にプラスに影響します。自動車メーカーにとってはモーターショーは絶好の宣伝機会といえますね。またアジアなどでは展示とともに商談スペースが併設されていて、会場でそのまま新車の販売契約が行われたりしますので、大注目のイベントなんです。

イーナ: アジアのモーターショーではその場で購入できるなんて、すごい!

十七郎: 日本の自動車メーカーの主戦場は、アジアを始めとする海外といっても過言ではないような状況になっています。自動車は輸出産業ですので、一般的には為替が円安に動けば業績・株価にプラスの影響を与えます。このように自動車セクターと米ドル円為替の強い連動性が見てとれます。また、当然ですが景気が良くなれば自動車の販売は増加し、悪化すれば減少しますので、自動車セクターは代表的な景気敏感セクターといえますね。

十七郎: さらに、自動車は鉄鋼・非鉄・貴金属・樹脂などのさまざまな素材でできています。以前ご紹介した「素材・化学」セクターのように原材料価格の騰落が業績に影響を与えることもあります。

セブンテ: 景気、為替、資源、、クルマっていろいろな側面からの見方ができるんですね。

十七郎: そうですね。では、あちらの方に移動してみましょう。

 少しして…

十七郎: ここは先進技術を駆使した自動車が展示されているエリアですね。自動車メーカーはEVと呼ばれる電気自動車や自動運転などの先進技術を競っています。こういった新型自動車の開発の進捗や商品化スケジュール等のニュースはやはり株価に影響を与えるといえます。

イーナ: なるほど、開発の進捗という意味ではこないだの「医薬品」と似ている側面があるんですね!それにしてもこないだは薬の用法で勉強ができちゃってびっくりしましたよ(笑)あ、わたしはこのEVみたいに可愛いクルマのほうがいいかな♪

セブンテ: うん、なんかイーナっぽいよ!

十七郎: 自動車は経済に与える影響が大きい産業というのはおわかりかと思いますが、その反面やはり社会的責任が大きい産業ともいえます。

イーナ: たとえばどういうことですか?

十七郎: 世界の自動車産業は、自動車の安全性や排ガス、燃費、騒音、公害をはじめとする環境問題などに関する様々な法律と政府の規制の適用を受けています。まれにニュースになることがありますが、自動車の安全性に問題が発覚した場合には、リコール等の市場措置が求められ、業績にマイナスの影響を与える可能性があります。

セブンテ: 注目されている自動運転についても、やっぱ安全性が第一だよね。

十七郎: 環境問題についても、最近は環境規制が強化されてきており、各社はその対策費用を負担する必要性が今後でてくる可能性があります。

イーナ: なるほど、よくわかりました!

十七郎: それはよかったです。ちなみに今までご紹介の「TOPIX-17 ETFシリーズ」にこの「自動車・輸送機」セクターに連動するETFがあります。

イーナ: そうだと思いました(笑)

セブンテ: へえ、ETFがあるんだ!?

イーナ: あれ、セブンテちゃんETF知ってるの?

セブンテ: もちろん!アメリカでは私たちみたいなミレニアル世代の投資家は3人に1人はETFに投資してるんだよ!

イーナ: セブンテちゃん、、さすが資産運用の先輩!(笑)

十七郎: そうですね、日本でもETF投資がもっと盛り上がってくれるといいですね。

イーナ: 今日はありがとうございました!じゃあ私たちそろそろ帰りますね!

十七郎: ええ、それではお気をつけて。

 そして帰り道…

セブンテ: ねぇ、イーナ。

イーナ: どうしたの?

セブンテ: さっきの人なんだけど…、

イーナ: ん?十七郎さんがどうしたの?

セブンテ: あ、ううん、なんでもない…、ちょっと変わった人だよね(笑)

イーナ: うん…、そうだよね(笑)

セブンテ: じゃあまた今度ね♪Bye

 新登場のセブンテちゃん、今後の展開はどうなるのでしょうか。

続く

※指数のディスクレーマーについては下記をご参照ください。
TOPIX-17シリーズに係る知的財産権は、株式会社東京証券取引所に帰属します。
※この記事は2018年1月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。

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