１年間で最も優れた投資信託を選ぶ「楽天証券ファンドアワード」。データに基づく運用成績の評価と個人投資家の投票を組み合わせた、中立性と実用性の高いアワードです。国内および海外の株・債券など8つのカテゴリで選考が行われます。

　4回目の開催となった今年は、昨年の2万7,000人を上回る約2万8,000人の個人投資家が投票。運用成績評価を加味して最優秀ファンドが決定しました！　実際に投資をしている方の一票はあなたの投資信託選びの参考になるはず。

　それではさっそく、今年の投票で選ばれた最優秀・優秀ファンドを発表します！　各ジャンルの受賞ファンドに対して、楽天証券経済研究所のファンドアナリスト、吉井崇裕がコメントしていますので、ぜひ投資のご参考にしてください。

 

１．国内株式部門

  国内株式部門 委託会社名 票数
最優秀 ノムラ・ジャパン・バリュー・オープン 野村アセットマネジメント 12,515
優秀 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 東京海上アセットマネジメント 10,222
優秀 女性活躍応援ファンド 大和証券投資信託委託 6,172

【吉井崇裕コメント】
国内株式部門では、３年トータルリターンで分類平均およびインデックスファンドをより効率的に上回る成績を残した3本のアクティブファンドが優秀賞に選出されました。投票の結果、「ノムラ・ジャパン・バリュー・オープン」が最優秀賞に選出されました。

２．海外株式部門

  海外株式部門 委託会社名 票数
最優秀 eMAXIS 全世界株式インデックス 三菱UFJ国際投信 14,841
優秀 たわらノーロード 先進国株式 アセットマネジメントOne 8,378
優秀 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 三井住友DSアセットマネジメント 5,690

【吉井崇裕コメント】
海外株式部門では、信託報酬が総じて低いインデックスファンドが分類平均およびアクティブファンドをより効率的に上回りました。投票の結果、「eMAXIS 全世界株式インデックス」が最優秀賞に選出されました。

３．国内債券部門

  国内債券部門 委託会社名 票数
最優秀 三井住友・日本債券インデックス・ファンド 三井住友DSアセットマネジメント 18,317
優秀 明治安田日本債券ファンド 明治安田アセットマネジメント 6,154
優秀 エス・ビー・日本債券ファンド 三井住友DSアセットマネジメント 4,438

【吉井崇裕コメント】
国内債券部門では、信託報酬が低いインデックスファンドが分類平均をより効率的に上回る傾向でしたが、金利リスクのコントロールや社債などを組み入れる一部のアクティブファンドがインデックスファンドを上回る成績を残しました。投票の結果、「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」が最優秀賞に選出されました。

４．海外債券部門

  海外債券部門 委託会社名 票数
最優秀 ＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国債券インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント 14,324
優秀 たわらノーロード 先進国債券 アセットマネジメントOne 9,646
優秀 三井住友・DC外国債券インデックスファンド 三井住友DSアセットマネジメント 4,939

【吉井崇裕コメント】
海外債券部門では、信託報酬が総じて低いインデックスファンドが分類平均およびアクティブファンドをより効率的に上回りました。投票の結果、「＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国債券インデックスファンド」が最優秀賞に選出されました。

５．国内不動産（リート）部門

  国内不動産（リート）部門 委託会社名 票数
最優秀 eMAXIS 国内リートインデックス 三菱UFJ国際投信 12,022
優秀 野村インデックスファンド・J-REIT 野村アセットマネジメント 8,953
優秀 たわらノーロード 国内リート アセットマネジメントOne 7,934

【吉井崇裕コメント】
国内不動産（リート）部門では、信託報酬が総じて低いインデックスファンドが分類平均およびアクティブファンドをより効率的に上回りました。投票の結果、「eMAXIS 国内リートインデックス」が最優秀賞に選出されました。

６．海外不動産（リート）部門

  海外不動産（リート）部門 委託会社名 票数
最優秀 eMAXIS 先進国リートインデックス 三菱UFJ国際投信 14,361
優秀 たわらノーロード 先進国リート アセットマネジメントOne 9,428
優秀 SMT グローバルREITインデックス・オープン 三井住友トラスト・アセットマネジメント 5,120

【吉井崇裕コメント】
海外不動産（リート）部門では、下落幅を抑えたアクティブ投信が一部見られたものの、運用コストが低いインデックス投信が総じて効率的な成績となりました。 投票の結果、「eMAXIS 先進国リートインデックス」が最優秀賞に選出されました。

７．バランス（可変配分）部門

  バランス（可変配分）部門 委託会社名 票数
最優秀 eMAXIS バランス（波乗り型） 三菱UFJ国際投信 13,971
優秀 三菱UFJ バランス・イノベーション（株式重視型） 三菱UFJ国際投信 9,259
優秀 三菱UFJ バランス・イノベーション（新興国投資型） 三菱UFJ国際投信 5,679

【吉井崇裕コメント】
バランス（可変配分）部門では、不安定な市場環境のなか、各資産のリスク要因を均等に配分する運用戦略や下落局面を機動的に回避する運用戦略を採用する一部のファンドで、高い投資効率を残すものが見られました。投票の結果、「eMAXIS バランス（波乗り型）」が最優秀賞に選出されました。

８．バランス（固定配分）部門

  バランス（固定配分）部門 委託会社名 票数
最優秀 世界経済インデックスファンド（株式シフト型） 三井住友トラスト・アセットマネジメント 17,521
優秀 三井住友・DC年金バランス30（債券重点型） 三井住友DSアセットマネジメント 5,776
優秀 三井住友・ライフビュー・バランスファンド50（標準型） 三井住友DSアセットマネジメント 5,612

【吉井崇裕コメント】
バランス（固定配分）部門では、低リスク、高リスクを問わず、個別ファンドによってまちまちの運用成果となりました。投票の結果、「世界経済インデックスファンド（株式シフト型）」が最優秀賞に選出されました。

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