本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは112.40円
↓下値メドは111.39円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ドル/円は112円手前でUターンするのだろうと思っていたら、
予想が外れました…。
ドル/円底固い。終値でも112円をキープ。世界景気不安が少しやわらいだ金曜日は、ユーロも豪ドルも上昇しました。一方でトルコリラ/円が下落しているのが気になります。くわしくは「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース(4月12日)
12日 ドル/円のNY市場の終値は112.01円
11日の終値に比べ0.35円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ米大統領、長女イバンカを「世界銀行総裁」に
米国で麻疹(はしか)が流行
トランプ大統領の別荘に侵入の中国人女、FBIが中国当局との関係を捜査
NY株式市場:
4月第2週は、ダウ平均▲0.05%で3週ぶり小幅下落、S&P500+0.51%、ナスダック+0.57%
円:
「米国の自動車関税は、特に日本の景気に悪影響」格付け会社ムーディーズ
手紙84円はがき63円に値上げ。10月から消費増税で
ユーロ:
EU(欧州連合)が米国に報復関税。米製品102億ユーロ(約1兆3,000億円)相当
フランス大統領「中国に甘い考え抱く時代終わった」
中国人民元:
3月の貿易黒字は326.4億ドル。予想(70.5億ドル)を大幅に上回る
豪ドル:
5月18日に総選挙
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今年の高値に接近中
111.64円でオープンした12日(金曜)のドル/円は、東京時間から買いが優勢。下は111.58円までと浅く、その後は徐々に値を上げNY時間午後遅くに高値112.09円に到達、3月5日以来の高値を更新しました。終値は112.01円で、112円台の終値は昨年12月19日以来のこと。年初来高値(112.15円)が視野に入ってきました。
長引く米中貿易戦争で中国の景気減速が世界経済に及ぼす影響が心配される中で発表された中国の3月貿易黒字が326.4億ドルと予想を大幅に上回ったこと。これがドルが買われるきっかけとなりました。
米国でも、FRB(米連邦準備制度理事会)が経済見通しを引き下げるなど経済の先行き不安が増していたのですが、金曜日発表の米大手金融機関の決算は好調で、ダウ平均株価は大幅反発。景気先行き不安がやや後退したことで、ドルだけでなく景気に敏感なユーロや豪ドルも同時に上昇しました。
ドル/円に関していえば、先週111円を下回ったのを見てマーケットがドル売り方向に傾いていただけにストップの買戻しが入ったこともあるようです。
豪ドル/円:年初来高値を更新
12日の豪ドル/円は79.51円でオープン。昨年12月から5カ月近く豪ドル/円の上昇を阻んでいた79.85円の強い抵抗ゾーンを突破できたことで弾みがつき、80円にのせると80.49円までで一気に上昇。
今週は、RBA(豪準備銀行)議事録、3月失業率という重要なデータの発表があります。
RBAは今月2日の会合で政策金利を現行の1.5%に据え置くことを決定。しかし、「利下げ」を暗示する声明を発表したため、豪ドルの先安観が強まりました。豪の経済データは、第4四半期の経済成長はRBAの目標を下回るなど、弱さが目につきます。その中で唯一強さを保っているのが雇用市場。雇用データまで悪化することになれば、マーケットは豪ドル売りに動くでしょう。
トルコリラ/円:下落
ドル/円やユーロ/円、豪ドル/円が上昇した一方でトルコリラ/円は下落。金曜日は19.19円まで下げて3月28日以来の安値をつけました。トルコ統一地方選挙後の上昇分を全て吐き出したことになります。
トルコ財務省が経済計画を発表しましたが、格付け会社ムーディーズは「具体策に欠ける」と一蹴。政治的にも米国とのぎくしゃくした関係が続いていて、トルコがミサイル購入などを通じてロシアに急接近していることが米国の不興を買っています。
トルコリラ/円の次サポートは、統一地方選挙前の3月23日につけた18.73円。この時は、エルドアン大統領が欧米の銀行による投機的な動きだと激怒して、トルコ中央銀行(CBRT)がリラの調達(ファンディング)金利を引き上げるなど流動性を締め上げた結果、翌日物スワップ金利が1,200%を突破して市場機能は完全に麻痺しました。トルコリラ/円が前回の安値を更新することになれば、同じことがまた繰り返されるリスクもあります。
しかし、その代償としてトルコの外貨準備は3月の3週間で100億ドルも急減。同じことが「できなくなる」リスクもまた高まっています。海外投資家はトルコ市場に「弱気」姿勢を強めています。
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
今週:RBA議事録、中国GDP(国内総生産)、NZ、英、カナダ、日CPI(消費者物価指数)、米貿易収支、豪失業率など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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