4041 日本曹達 東証1部

 8月4日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+4.4%の56億円、経常利益は-20.3%の79億円の見通しとなっており、5月12日時点と変わりませんでした。
2013年6月13日の446円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2015年10月23日に966円の高値をつけ、ここをピークに下方修正があって急角度で下落。下降トレンド(B)へ転換しました。

 この下降トレンド(B)の中、2016年7月8日の384円で底打ち。ここからの反発で下降トレンド(B)を上に抜けて8月31日の535円まで上昇しました。その後、再下落となって11月9日の404円を二番底にして大きく上昇し、今年の2月22日に681円の戻り高値をつけました。

 ここから5月30日に561円まで押し目を入れ、再上昇となりましたが、8月8日の671円で二点天井の形となって、8月18日に613円で売り転換となっています。日経平均の下落次第では大きな押し目となりそうです。

 

1967 ヤマト 東証1部

 7月27日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益-5.7%の29億円、経常利益-5.2%の30.6億円の見通しとなっています。

 2012年10月30日の258円を安値に、同年11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2013年3月15日の455円まで上昇。その後、6月7日に301円まで押し目を入れ309~378円のボックス相場入りとなり、この中で2014年3月20日の309円を安値に緩やかな上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンドの中で、2016年2月12日の411円を安値に、やや角度の大きい下値を切り上げる上昇トレンド(C)へ移行していましたが、今年の4月7日の515円を安値に5月23日に570円で買い転換となって急騰。8月8日に771円の高値をつけました。

 ここで日経平均の下落にツレ安して、8月18日に721円で短期の売り転換となっています。現在の日経平均が短期波動の下げであれば、この銘柄も軽い調整で済みますが、中期派動の下げになると、さらにツレ安するので、大きな押し目を待ってみるスタンスとなります。

 

2201 森永製菓 東証1部

 8月9日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+9.6%の193億円、経常利益+8.6%の199億円の増収・増益見通しで、5月12日時点の予想を上方修正しました。

 2016年5月16日の2,585円(併合前517円)を安値に上昇トレンド(A)を形成中。この中で今年の4月21日の5,110円を安値に好業績期待で大幅上昇となり、6月13日の7,270円まで上昇。

 ここを当面のピークにして7月5日の6,120円まで押し目を入れたあと、8月14日の6,950円まで上昇するものの、二番天井となって8月18日に6,260円で売り転換サイン出現となりました。

 7月5日の6,120円を切るといったん相場が壊れたことになり、もう一段安となってきます。業績からは大きく下げたところで買えるため、日経平均の大きな下げにツレ安するタイミングで待ち伏せするスタンスとなります。 

 

4005 住友化学 東証1部

8月1日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+22.8%の1,650億円、経常利益+11.0%の1,850億円の増収・増益の見通しとなっており、5月16日時点と変わりませんでした。

 2014年10月17日の333円を安値に上昇トレンド(A)となり、この中で2015年6月16日に798円の高値をつけ、その後はここをピークに上値を切り下げる下降トレンド(B)となりました。

 この下降トレンド(B)の中で、昨年7月8日の396円、昨年8月4日の399円とダブル底をつけて、上昇トレンド(C)に転換しています。

 この上昇トレンド(C)の中で今年3月7日に669円まで上昇後、下降トレンド(B)の上値ラインに頭を押さえられ、4月17日に574円、5月31日に576円と二点底をつけて反発。6月21日に609円で買い転換となり、下降トレンド(B)を上に抜けて、7月21日に684円まで上昇して押し目となっています。  

 

2378 ルネサンス 東証1部

 7月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+8.6%の40億円、経常利益+8.2%の38億円の増収・増益の見通しとなり、5月11日時点の予想は変わりませんでした。

 2013年6月7日の630円の安値から上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年8月11日の1,500円でいったんピークとなり、押し目を入れて反発したあと、下降トレンド(B)へ移行して上昇トレンドを切りましたが、2016年6月24日に1,064円で底打ちとなりました。

 ここからの反発で急角度の上昇トレンド(C)へ転換し、今年3月21日に1、945円の高値をつけました。ここからの押し目で上昇トレンド(C)をわずかに切って4月6日に1,725円まで下げたあと再上昇。5月22日の2,043円、6月2日の2,086円、7月14日の2,029円と三尊天井(さんぞんてんじょう:高値圏のチャート上で、3つの山形を示し、中央の山が最も高くなる形状)となって上昇トレンド(C)を突破できず、8月1日に1,830円で売り転換となりました。

 8月3日に1,916円まで反発しましたが、すぐに下落となって、さらに下値を試す「ろく売」の法則が出ています。