本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは111.84円
↓下値メドは110.64円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
今週のヤマ場。今夜は重要データが集中します
今夜はECB(欧州中央銀行)政策金利に続いてドラギ総裁の記者会見、米CPI(消費者物価指数)、そしてFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録と、重要データが集中します。英国のEU(欧州連合)離脱延長交渉も大詰め。今週のヤマ場といってもいいでしょう。ECB理事会とFOMC議事録のポイントについては、今日の注目通貨をお読みください。
毎ヨミ!FXトップニュース(4月9日)
9日 ドル/円のNY市場の終値は111.16円
8日の終値に比べ0.33円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
米国土安全保障長官が辞任。移民対策でトランプ米大統領が不満
難民申請者の送還、全米で差し止め
北朝鮮が弾道ミサイル搭載の潜水艦の建造を本格化か
NY株式市場:
ダウ平均が一時230ドル超下落
NY原油先物:
サウジが米国に反発。反トラスト法違反で提訴するなら「ドル建石油取引やめる」
ユーロ:
IMMのショートポジションが2016年末以来の水準まで増大
ポンド:
メイ首相、国民投票の再実施を検討か
メイ首相、独仏首相と協議。離脱時期巡り情報錯綜
英国が関税同盟を受け入れない限り、EUは離脱の長期延期を認めない
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:FOMC議事録「なぜ利上げしないか」
火曜日のドル/円は、円高の動き。111.50円でスタートして高値は111.58円までと上値は重く、NY時間に110.98円まで下落。終値は111.16円。安値が111円より円高になったのは4月1日以来。ダウ平均株価が一時230ドル超下げたことでリスクオンがやや後退、ドルが売られました。
今夜(日本時間11日午前3時)、FOMC議事録が公表されます。この時の会合で、FOMCは政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利を据え置きました。しかし、マーケットがビビったのは利上げしなかったことではなく、FOMCメンバーによる政策金利の見通し(ドットチャート)が、2019年の「利上げなし」を示していたこと。今年の利上げは2回から1回に減るだろうとは覚悟はしていましたが、FOMCはさらにその先を走っていました。
さらにFOMCは量的引き締め(QT)も9月で終了。成長率の予想も引き下げ。FOMCのあまりに弱気な姿勢に、マーケットはこれまで楽観的すぎたと反省してドル/円は一時109円台まで売られました。その後は持ち直しつつありますが、112円は3月5日から1カ月以上見ていません。
議事録では、なぜFOMCのメンバーが今年の利上げ休止が妥当と考えるに至ったのか、その理由が示されることが期待されています。
ユーロ/ドル:ECBはどれだけ弱気か?
ECBは、政策金利を現行の0.0%に据え置く予想。前回3月の会合では、緩和策であるTLTRO(的を絞った長期資金供給オペ)の導入を決めると同時に、利上げ予定時期も今年の夏から年末へ延期することを発表しました。さらにユーロ圏の経済見通しも下方修正。ECBの「弱気オーラ」がひしひしと伝わり、この時にユーロ/ドルは年初来安値(1.1175ドル)まで下げています。
最近は経済指標に底打ち感も見えてきたのですが、ECBが強気に変わるとは期待できません。ユーロ/ドルは1.12ドル台後半まで反転していますが、依然として年初来安値の更新リスクが残っています。
なお、一部で話題となった、銀行の準備金に対する段階的金利適用については、議論が煮詰まっていないとして、導入を急がない模様。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
10日:ECB政策金利、ドラギ総裁発言、米CPI、FOMC議事録など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。