1949 (昭和24)年4月18 日
アイルランドが英国連邦を離脱
1949年4月18日、アイルランドが英国連邦を離脱しました。
1800年、連合法が英国(グレートブリテン議会)およびアイルランド議会の双方で可決され、1801年には事実上、英国がアイルランドを併合しました。
しかし、1919年から始まるアイルランド独立戦争により、1921年、英愛条約が締結され英国の自治領となると、1931年にはウェストミンスター憲章が成立。英国と対等な主権国家(英連邦王国)となります。
1938年には英国が独立を承認。アイルランドは英国連邦内の共和国となり、1949年には英国連邦を離脱。完全な共和制に移行することとなったのです。
しかし、未だに問題となっているのが北アイルランド問題です。アイルランド共和国は、アイルランド島の大部分を領土としていますが、島の北東部、北アイルランドは英国領の一部となっています。
1998年、ベルファスト合意より北アイルランド6州の領有権をアイルランドは放棄しましたが、北アイルランドでは、英国から分離してアイルランドとの統合を求めるカトリック系住民と、英国残留派のプロテスタント系住民が激しく対立していて、1968年から30年間続いた紛争では3,600人以上が命を落としています。
北アイルランドは英国との連合王国であり、自治政府が存在していましたが2002年以降、統合派、残留派両党の争いにより機能しておらず実質的に無政府状態となっています。
ライター FIX JAPAN 前沢ともあき
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