2006(平成18)年4月14日
ライブドア上場廃止(ライブドア事件)
2006年4月14日、東京証券取引所がライブドアを上場廃止しました。ライブドア、ライブドアマーケティングの2社と当時の取締役らが起訴された事件、いわゆる「ライブドア事件」を受けての決定です。
2002年に、傾きかけていたライブドアを買収して以来、堀江貴文氏はM&A(合併・買収)を積極的に繰り返し、時価総額約1兆円にまで急成長させました。近鉄バッファローズの買収に名乗りをあげたり、ニッポン放送株を買い占めるなど、世間の注目を集めていました。
しかし、過去に提出した有価証券報告書に虚偽があったとする疑いで、2006年1月16日、六本木ヒルズのライブドア本社や取締役社長である堀江貴文氏の自宅などが家宅捜査を受けました。
ライブドアの関連会社であったバリュークリックジャパン(現ライブドアマーケティング)が、すでにライブドアが100%株主であったマネーライフ社を、グループ外から新たに買収するように見せかけて発表した「有価証券報告書虚偽掲載容疑」の疑いと、実質は3億円の赤字だった2004年9月期の決算を50億円の黒字として発表した「偽計および風説の流布容疑」の2容疑で摘発され、その後、有罪が確定。
それを受けて2006年4月14日、東京証券取引所は、ライブドア株およびライブドアマーケティング株の上場廃止を決定したのです。
2006年1月16日の強制捜査以降、ライブドア関連会社の株は活発に売られ、ストップ安が6日間続くなどライブドア関連会社の株価が暴落。ライブドア関連株を担保に信用取引を行っていた投資家が打撃を受け、株式市場全体が大暴落するという「ライブドア・ショック」を招きました。
2006年4月14 日の日経平均株価終値は
17,233円82銭
ライター FIX JAPAN 前沢ともあき
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