昨日(2017年04月18日)の動向
この日の米ドル/円は、再び上値が重くなりました。108.91円でスタートした後、東京午前に109.22円まで買われましたが、NY時間には108.32円まで下落。地政学リスクへの懸念が残り、米長期金利が2.1%台まで下げたこともドルにとってマイナス材料となりました。終値は108.459円(前日比-0.434円)。
ポンド/ドルは、英総選挙の報道で急騰。メイ英首相はこの日緊急会見を開き、6月8日に前倒し総選挙を行うことを提案しました。メイ首相の与党は、支持率で野党を20%以上引き離しており、選挙で勝利してより強い立場でEU離脱交渉を進めたいとの判断。選挙に勝てば、ブレグジットを巡る政治的不透明感は払拭されることになります。仮に負けた場合は、現在の強硬な交渉姿勢が修正されて、英ビジネス界が望む「ソフト」ブレグジットのチャンスが開けることになります。
ポンド/ドルは、会見直前に1.2514ドルまで一瞬下げた後は1.2902ドルまで急伸。昨年10月3日以来の高値をつけました。ユーロ/ドルも、ポンド/ドルに連れて1.07ドルを回復して今月の高値1.0735ドルまで上昇しました。ただ対ポンドでは売られ、ユーロ/ポンドは年初来安値をつけています。
豪ドル/ドルは軟調。この日公表されたRBA議事録では、豪労働市場の弱さと豪ドル高についての指摘がありましたが、特に目新しい内容ではありませんでした。豪ドル/ドルは、議事録公表前から下げ始め、0.7595ドルが高値となって、欧州時間には0.7533ドルの安値をつけました。
2017年04月18日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 108.910 | 109.221 | 108.321 | 108.459 |
ユーロ/円 | 115.922 | 116.488 | 115.754 | 116.361 |
豪ドル/円 | 82.673 | 82.956 | 81.836 | 81.989 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年04月19日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは109.90円(2017年04月12日高値圏)、サポートは 107.75円(2016年11月16日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 109.90 | 110.95 | 107.75 | 106.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは116.55円(2017年04月12日高値圏)、サポートは 114.80円(2017年04月17日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0770ドル(2017年03月30日高値圏)、サポートは 1.0635ドル(2017年04月18日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 116.55 | 117.55 | 114.80 | 113.65 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは83.00円(2017年04月18日高値圏)、サポートは 81.10円(2016年11月18日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 83.00 | 83.95 | 81.10 | 80.25 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年04月19日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年04月19日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:00 | (南ア) 3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 6.4% | 6.3% |
★★★ | 18:00 | (欧) 3月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) | 1.5% | 1.5% |
★★ | 27:00 | (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック) | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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