本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.18

下値メドは110.35

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

毎ヨミ!FXトップニュース(3月29日)

29日 ドル/円のNY市場の終値は110.82円

28日の終値に比べ0.14円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

トルコリラ:

統一地方選挙、全体では与党連合が野党連合をリード

ポンド:

英議会、離脱協定案をまた否決
4月10日、EU(欧州連合)は緊急首脳会議を開催。英離脱問題を協議

NY株式市場:

3月は、ダウ平均+0.05%、S&P500+1.79%、ナスダック+2.61%高で揃って3カ月続伸
四半期は、ダウ平均が+11.15%、S&P500+13.07%、ナスダック+16.49%高。S&P500は09年第3四半期以来の大幅高

NY原油先物:

60.73ドルまで上昇、年初来高値を更新。昨年11月12日以来の高値水準
トランプ大統領「OPEC(石油輸出国機構)は原油供給量を増やせ」

主要指標終値

出所:楽天証券作成

今週の注目通貨

ドル/円:111円台へ

 週明け東京朝のドル/円は、リスクオフが多少和らいだことで、やや円安に推移しています。東京時間朝8時現在のドル/円は、先週の高値を超える110.99円まで上昇。3月20日以来の111円台は時間の問題と思われます。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

ポンド/円:合意なき離脱へ進む

 泥沼のブレグジット協議が続くなか、じりじりと「合意なき離脱」へ向かって進む英国に嫌気して、週末のポンド/円は、144円を挟んで神経質に上下。週明けのポンド/円は、先週末の終値とほぼ同水準の144円台前半で取引されています。

 英議会は先週金曜日(29日)、メイ首相の離脱協定案を反対多数で否決しました。否決は3回目。英国に残された選択肢は、4月12日に「合意なき離脱(ハードブレグジット)」をするか、それもとも「離脱の期限延長(ソフトブレグジット)」かの二択しか残っていません。

 EUのトゥスク大統領は、4月10日に英離脱問題を協議する臨時EU首脳会議を開催すること急きょ決定。英国が離脱の期限延長をするには、メイ首相がこの日までにEUが納得するような「案」を提示することが必要不可欠。そのため、今週にも離脱合意案の4度目の採決をする予定と伝えられていいます。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トルコリラ/円:統一選挙終了、今後の動きに注意

 3月31日に実施されたトルコの地方統一選挙は波乱なく終了。エルドアン大統領は勝利宣言を出しましたが、実際は劣勢に立たされている模様。首都アンカラの市長選は野党連合が勝利宣言。最大都市イスタンブール市長選では与野党の大接戦となっています。

 週明けのトルコリラは落ち着いた動きで、先週終値とほぼ同水準の19.70円前後で推移。

 しかし、これで全てが決着したわけではありません。むしろその逆といえます。まずは本日の欧州勢の反応を見る必要がありますが、人気回復を狙ったエルドアン大統領が、経済状況を無視した「利下げ」や財政拡大政策を打ち出すことは十分予想されます。またシリア問題を解決するために軍事行動も排除しないと表明しているため、中東地域の地政学リスクも高まりそうです。トルコの政治経済に対する懸念は依然として強く、今後もトルコリラの不安定な状況が続くと思われます。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

今週:RBA(オーストラリア準備銀行)政策金利、ユーロ圏PMI(購買担当者景気指数)、ECB(欧州中央銀行)議事録、米雇用統計、カナダ失業率など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。