本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは111.20円
↓下値メドは109.62円
今朝の天気マークは「晴れ」
ドル/円は、110円台後半まで反発。円高方向に新しい展開がなく、元のレンジに戻ってしまったのは少し残念。
先週末に急落したトルコリラ/円はこの日、19円台半ばから20.67円まで一気に急反発。トルコ中央銀行のリラ安緊急対策で翌日物金利が一時110%まで急騰。リラの売りポジションが金利負担に耐えられず損切りさせられました。しかしリラが安定するかは、今週日曜日の選挙の結果を見るまでわかりません。
トルコリラと並んでキャリートレード通貨として日本の投資家に人気の高い南アランド/円も不安定な状態です。今週は南アランド関係の重要なイベントがあるのでさらに注意が必要。詳しくは「今日の注目通貨」をご覧ください
毎ヨミ!FXトップニュース(3月26日)
26日 ドル/円のNY市場の終値は110.64円
25日の終値に比べ0.68円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
フィラデルフィア連銀総裁「FOMC(連邦公開市場委員会)のドットチャートを深読みしすぎてはいけない」
2月の住宅着工、建設許可はともに予想を下回る
Google年内にゲーム配信サービスに参入。ユーチューブからの接続も可能
ユーロ:
トランプ大統領「欧州からの輸入自動車関税をゼロにするつもりはない」
トランプ大統領「(自動車メーカーが)米国の工場で生産すれば、関税はゼロだ」
ポンド:
ブレグジット強硬派が譲歩?「メイ首相の離脱案はノー・ブレグジットよりマシ」
離脱協定案に反対続けるDUP(北アイルランド民主党)に、ブレグジット穏健派から批判
豪ドル:
RBA(オーストラリア準備銀行)、労働市場悪化すれば利下げ
円:
レオパレスが施工問題を隠ぺいか
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:110円後半まで反発
26日(火曜日)のドル/円は、109.93円でオープンしてから少し下げて109.90円をつけ、NY時間に110.69円まで上昇。終値は110.64円でした。下サイドは109.80円近辺にはまとまった買いがある模様。一方で111円も重そう。
サポートは、109.90円、109.30円、その下は108.50円。
レジスタンスは、111.00円、111.50円、その上は112.00円
南アランド:今週は注意
先週末、南アランド/円が急落。火曜日(25日)には7.54円まで下値を拡げ、1月のフラッシュクラッシュ以来の安値をつけました。トルコリラ急落のあおりを受けたのですが、南アランドも深刻な問題を抱えています。
南アフリカ政府が2月20日に発表した2019~2020年の予算案は、悪いだろうと予想していたマーケットののはるかに下をいくものでした。財政赤字のGDP(国内総生産)比は4.5%の予想で過去10年来の水準まで悪化、公的債務もさらに拡大する見通しで、財政状況の改善が進んでいないことが明らになりました。
国内電力の9割以上を供給している国営電力会社エスコムへ690億ランドにのぼる巨額の財政支援も追加の懸念材料。エスコムは実質破たん状態にあって、たびたび大規模停電を引き起こしては同国の経済活動に深刻な影響を与えています。
南アフリカは5月に総選挙を行うのですが、エスコムの労働組合が政府の人員解雇計画に反対して、総選挙直前に1週間の停電ストを断行すると警告しているため、政府としても強硬策がとれない状況。
明日28日にはSARB(南ア準備銀行)が政策金利を発表。6.75%に据え置きの見通しですが、中央銀行のインフレ見通しに注目が集まっています。
3月29日にはムーディーズが南ア格付けの見直しを行います。現在のところ、これ以上の格下げはないとの意見ですが、南アフリカの財政基盤の弱さとエスコムによる偶発債務リスクの大きさに懸念を示しています。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
27日:米貿易収支、ドラギECB(欧州中央銀行)総裁発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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