2015(平成27)年3月23日
中国化工集団公司中国がイタリアのタイヤメーカー「ピレリ」を買収
2015(平成27)年3月23日、イタリアのミラノに本社を置くタイヤメーカー「ピレリ」が中国化工集団公司に買収されました。
買収金額は71億ユーロ(約9,200億円)と、当時最大規模の買収として大きな話題となりました。
ピレリは1972年にイタリアのジョヴァンニ・バッティスタ・ピレリによって創業されたタイヤの老舗メーカーで、買収当時は世界第5位のシェアを持っていました。
買収後のピレリですが、経営体制はそのまま継続しており、中国側の資金が入ったことにより「ドラゴンスポーツ(スポーツタイヤ)」などの新製品開発にも成功して好評を得ていることから、ピレリ側は今回の買収を好意的に捉えているようです。
現在の業界シェアは世界第6位で、タイヤの他、フィルターなども製造。中国におけるピレリ工場ではスポーツタイヤだけではなく、コンフォート系タイヤ(乗り心地重視のタイヤ)の生産も増加しており、今後アジア市場での展開が見込まれています。
2015年3月23日の日経平均株価終値は
19,754円36銭
ライター FIX JAPAN 前沢ともあき
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