本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは112.09

下値メドは110.28

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

毎ヨミ!FXトップニュース(3月8日)

8日ドル/円のNY市場の終値は111.16円。

7日の終値に比べ0.41円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
 

各国・各通貨トピックス

ドル:

北朝鮮がロケット発射準備か。

トランプ大統領、中国と貿易協定を締結すれば、株は「とても大きく上昇へ」

2月の米雇用者増、わずか2万人。失業率は3.8%に低下。

NY株式市場:

週間ではダウ平均株価は2週続落。

S&P500は6週ぶり、ナスダック総合は11週ぶり下落。

円:

日産と三菱自動車のオランダ統括会社が閉鎖へ。

ユーロ:

イタリアで総選挙の可能性。北部同盟が5つ星運動を切り捨て、ベルルスコーニ元首相に接近。

ポンド:

メイ首相、週末のブリュッセル行き中止?ブレグジット交渉難航を示唆。

メイ首相「政府の離脱協定案が拒否された場合、何が起こるか誰もわからない」

仮想通貨:

北朝鮮、日本などの仮想通貨取引所にハッキング、約555億円奪う。国連報告。

中国人民元:

中国商務省「米中は全ての追加関税を撤廃する方向」

習中国国家主席の訪米中止か。貿易協議合意に不安も。

その他

ベネズエラ全土で停電。政府は8日を休日に。

主要指標終値

出所:楽天証券作成

本日の注目通貨

ドル/円:一時110円台へ下落。米経済ピークアウトの予感?

 8日金曜日に発表された米国の2月雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数)がわずか2.0万人の増加にとどまり、事前予想の+18.5万人を大幅に下回りました。単月の落込み幅としては2004年以来最悪。ただし1月分については30.4万人から31.1万人に上方修正されています。

 一方、失業率は3.8%に低下。過去50年間で最も低い水準を維持しました。また平均労働賃金は前月比0.4%に上昇。前年比も0.4%の上昇となって10年ぶりの大幅な伸びを記録しました。

 リーマンショックの時にもなかったような雇用の急激なペースダウンは、米政府機関の閉鎖や悪天候の影響が大きかったといわれています。一時的な要因ならば次回は急回復もありえるので、それほど心配する必要はないでしょう。

 米国では今労働者不足が深刻な状況になっています(参考:雇用統計詳細レポート「米労働市場は人手不足が深刻。米利上げ再開は意外と早い?」)。もし、雇用が伸びなかったのは、働きたい人は全て職に就いてしまった、つまり労働市場はピークに達してしまったとすれば、大きな回復は見込めないかもしれません。平均労働賃金が上昇しているのは、企業が人手確保のために給料を引き上げたとも考えられます。

 これは株式市場にとって好ましい状況とはいえません。なぜかというと、「NFPの弱さ」と「賃金上昇の強さ」は、米国経済のピークアウトと金利上昇の同時発生をイメージさせるからです。

 ドルにとってみると金利上昇はプラス要因ですが、米経済成長の減速懸念はドル高のペースを鈍らせることになるでしょう。

 金曜日のドル/円はスタートから売りが優勢で、東京時間に今月初めての111円割れ。雇用統計前に111円台に戻す場面もありましたが、結果を受けて再び売りが強まると110.75円まで下落。終値は111.16円。

サポートは110.35円、109.70円。
レジスタンスは100日/200日移動平均の111.39円、112円。

クロス円もドル/円にツレ安。ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円がそろって週の安値をつけました。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成 
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
 

ユーロ/円

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

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出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
​また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。