歴史的10連休の旅行で、免税制度を使いこなす

 2019年のGW、ゴールデン・ウィークは10連休ですね! この長期休暇を利用して海外旅行を予定している人も多いようです。その海外旅行の楽しみの一つに挙げられるのが、免税店でのショッピング。免税範囲は各国さまざまですが、基本的に免税制度の対象となる人は出国者です。

 でも実は、日本人も国内にいながら、免税メリットを得る2つの方法があるのです。

 1つは、海外旅行の予定のある人が出国の30日前から前日まで、東京都内の百貨店などにある空港型市中免税店でショッピングする方法。

 2つめは、沖縄県への国内旅行でも、帰りの航空券を持っていれば、那覇空港内の免税店や那覇空港最寄りの「DFS T ギャラリア沖縄」でショッピングする方法です。

 

出国30日前から東京都内の街の中で免税ショッピング

 日本出国時の空港内の免税ショップなら、日本人でも免税価格でお買い物ができることは知られていますが、出国前の空港の外の街中でも、実は免税ショッピングが可能です。その場所が空港型市中免税店です。

1:どこにある?

 空港型市中免税店は東京都内には3店、福岡県内に1店、沖縄県内に1店あります。
東京都内は三越銀座店8階にある「Japan Duty Free GINZA」、東急プラザ銀座店8~9階の「ロッテ免税店」、タカシマヤタイムズスクエア11階の「髙島屋免税店 SHILLA & ANA」。
そして、福岡三越9階にある「福岡天神免税店」、沖縄・那覇市の免税店「DFS T ギャラリア沖縄」です。

2:条件は?

 パスポート、搭乗便が確認できる航空券を持参すれば、空港型市中免税店で免税ショッピングが可能です。もちろん、LCC(格安航空券)利用者もOKです。
ただし、東京都内の3店舗は成田国際空港、または羽田空港から出国する人、福岡天神免税店は福岡空港から出国する人、DFS T ギャラリア沖縄は那覇空港から出国する人に限り、利用できます。

3:留意点は?

 空港型市中免税店でショッピングをしても、商品の受け取りは出国する空港のカウンターです。購入の際に渡されるショッピングカード、航空券と引き換えになるので、うっかり忘れないようにしましょう。

国内でも沖縄旅行なら免税ショッピングが可能

 次に海外旅行をしなくても、国内旅行でも免税ショッピングができるワザを紹介します。

 沖縄県は米国統治下にあった背景から、特定免税店制度によって、国内線で那覇空港から県外地域に移動する場合、日本人でも、沖縄県内在住の人でも免税ショッピングが可能です。

1:どこで買える?

 那覇空港国内線ターミナル内のDFS那覇空港免税店と、那覇市内の免税店・DFSギャラリア沖縄です。

2:条件は?

 搭乗便が確認できる航空券を持参すれば、上記2店で免税ショッピングが可能です。もちろん、LCC(格安航空券)利用者もOKです。

3:留意点は?

 那覇空港から、沖縄県内への移動には制度適用はされませんので、注意が必要です。