本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(2月26日)
26日のドル/円のNY市場の終値は110.59円
25日の終値に比べ0.46円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
各国・各通貨トピックス
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長「賃金の伸びに加速の兆し」
パウエルFRB議長「経済見通しは良好だが…」
「トランプ氏は経済政策を理解していない」イエレン前FRB議長が痛烈批判。
米国が価格操縦を理由にOPEC(石油輸出国機構)に対し提訴する可能性も。
黒田日銀総裁「中国経済は減速」
ECB(欧州中央銀行)は3月の会合でTLTRO(目的型長期流動性オペ)実施を発表か。利上げ時期は後退の可能性。
BOE(英国中央銀行)「ノーディール・ブレグジットなら利下げが必要に」
ホンダが英国工場を続けてくれるなら、公的資金を用意。
カーニーBOE総裁「最大のリスクはノーディール・ブレグジット」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:111円維持失敗
ドル/円は、前日(25日)に111.23円まで上昇して年初来高値を更新しましが、この日は下落。NY時間に直近2週間のレンジの下限付近である110.42円まで売られました。高値は111.06円まで。すぐ上を走る100日移動平均の111.41円と200日移動平均の111.29円が強いレジスタンスとして働いている模様。逆に、このレベルを上抜けしたら112円に向かって弾みがつくとも考えられます。
今日からベトナムのハノイで米朝首脳会談が行われます。しかし欧米投資家の興味は「なし」。ミサイルを飛ばしていた去年は地政学リスクの点からも関心が集まりましたが、なぜ今この時期に(しかも米国の方から)会談をもちかける必要があったのでしょうか。北朝鮮の非核化の進展は望み薄というのが専門家の見解。日本でも、期待よりトランプ氏が譲歩する不安の方が大きいようです。
豪ドル/円:次は80円がターゲット
豪ドルはゆるやかに上昇中。豪ドル/円は先週、豪大手銀行のウェストパックが、金利見通しに悲観的なレポートをだしたことで78円前半まで売られたのですが、再び79円台に戻し、今週は年初来高値にほぼ並ぶ79.83円をつけました(今年の高値は2月5日の79.84円)。
ロウRBA(オーストラリア準備銀行)総裁が、「2019年は据え置きというのが、われわれの中央シナリオだ」と述べ、利下げ観測を否定する強気の発言をしたことが豪ドル買いにつながったようです。ロウ総裁は、豪経済の見通しについても「(半年前ほどではないが)依然強気だ」と発言しています。実際、一部の地域では失業率が40年ぶりの低水準まで下がっているとの報告もあり、RBAが利下げを急ぐ理由はなさそうです。
とはいえ、マーケットではRBAの年内利下げ観測がくすぶっています。その意味で3月の豪指標、特に失業率やGDP(国内総生産)は重要。豪ドル/円が節目の80円を超えて上昇できるかどうかにも関わってきそうです。
ポンド/円:続伸
ポンド/円は続伸、147.06円まで年初来高値を更新しました。ノーディール・ブレグジットを避けるため、メイ首相が3月末の離脱期限延期を検討するとの見方がポンドを押し上げました。なぜこれがポンド上昇になるかは「ブレグジットなくなる?ポンド円が年初来高値更新!」をご覧ください。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
27日:カナダCPI、パウエルFRB議長発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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